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副業OK、でも、まだまだ窮屈です。

私は、IT系企業のマーケティング部門に所属するライターです。
主な業務は、技術系広報誌のライターと、外部の方に寄稿いただいた原稿の編集です。

今の会社には、副業しますよ、と宣言をして入社しました。

本業を疎かにするつもりはありません。
ただ、本業以外にもやりたいことがあるし、会社の外にも私が貢献できること、おもしろいことはあるわけです。

きっかけがあれば、副業をすることは当たり前だと思っていました。

昨年末、そのきっかけがありました。
ある団体から業務を手伝って欲しいという話が来たんです。
私はその団体を応援しています。できることがあれば無償でもいいので、協力したいと常々思っています。けれど、相手からは報酬はしっかり払います、というスタンスでした。ありがたい話です。

その話を持って、人事に「副業します」と伝えました。

結果は、NO。

その団体との契約が雇用契約だったためです。いわゆる従業員にするという契約です。副業自体を否定するものではないけれど、ダブル雇用はNGということでした。その団体側にも相談してみましたが、業務内容の機密性などの理由があって、どうしても雇用契約以外の契約が難しいということでした。

もちろん本業は、自社のライターの仕事です。
もう一方の仕事が、本業に悪影響を及ぼすようにはしないと決意はしていました。
けれど、ルールとしてNGということでした。

仕事が疎かになるでしょ、という揺るぎない仮定があることに腹が立ちました。
もちろん、年金事務所への届け出が必要だったりするので、何かの確認などで、人事に余計な作業が発生するかもしれません。例外を許すと、今後、面倒が増えないとも限りません。会社では、例外を認めてくれませんでした。

忠臣は二君に仕えず、ということも理解できます。
例えば、会社の未来をかけたプロジェクトを任されていたり、スタートアップなどでこれから全員が一つの方向に向かって力を合わせようという時に、ちょっと別の仕事が・・なんてことは誰も嬉しくない、誰も得しない。

けれど、そうじゃないでしょ、認めてよ、という思いは湧きました。

会社のルール、手続き、組織としての頑なさなどが立ち塞がり、そういうことが改めて鬱陶しいものだな、と感じました。

こういうの何とかならんかなー

けれど、本当にやりたいことを断られたことで、私自身は吹っ切れました。
今後、できる副業はどんどんしてやろう、仕事は自分で選び取って、おもしろくしていこうと気持ちを新たにしました。

携帯料金が複雑なのは認めがたいけど、働き方は、プランが複数あって、オプションもいろいろ組み合わせて選べるようになるといいな。細かく楽しんで選ぶのに・・企業勤めを続けるのなら、次はダブル雇用OKのところにしよう。世の中も、今の会社も、数年後には、もっとさまざまな働き方が増えているでしょうけどね。

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。