普通の福徳さんが普通の後藤さんとすごい笑いを作る #ほぼ日の學校
「ほぼ日の學校」アドベントカレンダー5日目です。
お笑いが好きです。
自分が10人いたら… いや5人いたら、一人は芸人を目指していたでしょう。そしてコンビで何年もうまくいかなくて、相方とけんか別れして、ピン芸人になって、自分でもおもしろいかどうかわからないギャグを考えて、劇場ですべっているシーンまで浮かびます。
アドベントカレンダーは、25日まで毎日書くので、あまり視聴時間が長いものが避けたかったのですが、50分ちょっと、売れていて、おもしろくて、M-1のネタ(「国名分けっこ」)がとても好きだった、ジャルジャルの福徳さんの話が聞けるとあっては、スルーできませんでした。
授業紹介
ジャルジャル福徳さんは、 ふだんどんなことを考えているんだろう? | 福徳秀介 | ほぼ日の學校 (1101.com)
ネタを作るスタンス
一人が変なことをすれば、もう一人が普通の反応をしつつ、付き合う、を繰り返します。福徳さんと後藤さんだから成立するやりとりです。高校時代から誰に見せるでもなく、育んできたやり方だそうです。二人が高校で出会ったことも、福徳さんがおっしゃる通りラッキーだったろうし、自分たちの「おもしろい」を作るやり方が早くにたどり着けたのは、すごいことだと思います。
うまくいかなかった時代
そうですよね。めちゃイケ好きだったし(ジャルジャルが加入した頃はほとんど見なくなっていましたが)、ジャルジャルのネタも好きなのに、あの頃のジャルジャルにおもしろい印象はないです。一度、得意じゃないことを試したから、徹底して、得意なほう、できるほうに力を振ることができたと思えば、いいことだったと思います。ただ、ダメージがでかいと、人生がうまくいかなくなることもありますよね。ジャルジャルがその後にうまくいったのは、二人であること、ポジティブ(なんとかなる)と思うメンタルのおかげでしょう。
下積みの話
福徳さんは、貧乏はしなかったという話からの糸井さんの話。笑いで収入が無かった時は、大学生で、実家暮らしで、バイトで3万円ほどの収入はあったので、生活はできていたそう。いわゆる貧乏生活はしてなかったそうです。そして、糸井さん、福徳さんの考えとして、下積みだと思って、下積みなんてやるもんじゃない、という話。やっぱそうですよね。もちろん、下積みをして、それをネタや糧に使うこともありだし、本人楽しくて、下積みだと思ってないってのも、正解でしょう。無理に、生活が苦しいほうを選択しなくても、いい、という話は、大事なことなので、もっとみんな理解しておいたほうがいいでしょう。
感想
普通の福徳さん(と普通の後藤さん)が、偶然、出会って、自分たちがおもしろいと思って、それを二人で磨いて、絶対、おもしろい、絶対、売れると、思い続けられたことが、まず、やっぱり幸せでしょう。これは、福徳さんがおっしゃる通りです。福徳さんの話の中に、やっぱり、笑いを作ることに集中できる、考え方、生活の安定、不得意を確認して避けたこと、息の合う二人であること、という成功の要素を確認できました。糸井さんがおっしゃる通り、ジャルジャルの笑いは、安心して見ていられます。危うさに不用意に足をつっこんでこなかった二人だから作れるのでしょう。安心して見て入れれる、ジャルジャルのネタをもっと見ることにしよう。
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