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オレは10年後の未来から何をしに来たんだろう?

鴻上尚史さんが、こちらのインタビューで話されていたことが、気になっている。

タイムスリップしたか、
ドラえもんに助けてもらったか、
それはわからない。
10年後のあなたに何かがあって、
「10年前に戻してください」と
強く願ったのです。
だからいま、あなたはここに戻ってきた。
そう考えましょう。
 
 
10年後の自分が
いまの自分に託したものは
いったい何だったのか。
きっとまだやれることがあるはず、と思ったから
自分をいまこの時点に戻したんでしょうね。

行動するのは、いくつになっても遅くない。
仮に手遅れだとしても、今がこれからの人生の中で一番若いのだから。今やるのが一番だろう。だけど、日々の生活に切迫感が足りない。ダラダラと生活している日も多い。

目標が達成された状況、なりたい自分を想像して、そこから逆算してみよう。

そういった行動を促す方法論を見聞きすることもあるが、果たして今日のダラけた一日、目の前のビール一杯は、それをダメにするものだろうか。取り返しが効くんじゃないか。ま、そもそも明瞭な目標、未来のイメージもないのだけれど。そんなゆるゆるとした考えの中、鴻上尚史さんのインタビューを読んで、今年一番の切迫感を持った。

今年転職をして得た編集・ライターの仕事はどうなってるだろう?
編集・ライターのスキルは、今はやればやるだけ改善されるので、あまり心配をしていない。というか、そこまで、頭が回っていない。記事コンテンツの企画を深め、広げることやマーケティング方面にも広がりそうだけれど、執筆と原稿の直しで頭がいっぱいで、仕事の広がりについて考える余裕はあまりない。10年後の自分が、今の私に何を言ってくるか想像ができない。

健康面や経済面はありそうだ。
今やっておかないと、「10年後、死ぬぞ」くらいのことは、10年後の自分に言われそうだ。通う病院も少しずつ増え、離婚した今、貯蓄もない。

けど、自分のことだけなら、諦めて人生の後半を泣き暮らすだけな気もする。

神様に心底お願いするとしたら、今6歳になる息子のことではないかと思う。
息子が学校に行かなくなった、16歳で早くも社会とのつながりを諦めたくなったなど、彼にとってつらい状況があったら、神にも祈るだろうと思う。心底祈るだろうと思う。切迫感がある。そして、これ以上の問題はない。

私と同じ性質を持っていたとしたら、メンタルは強くないかもしれない。
子どもが大変な時、しっかり対応できる知識を身につけておこう。私の興味が、メンタルヘルスや教育という分野に向いているのは幸いだ。彼の心を助けるためにできることは、今から用意しよう。今からしよう。

息子からいつでも相談してもらえる関係を続けていく必要もある。大晦日には息子と別居することになっている。2020年からは子どもと寝食を共にしなくなる。今のところ、週一回は保育園のお迎えに行くし、週末は、息子と遊びに行く約束をしているが、四月に小学校に入った後、うまく継続できるかわからない。私の住まいは伝えた。今のうちからもそんなに遠くない。小学生になれば、一人で来れるだろう。元妻も生活に追われ、叱るしかない日も増えるだろう。そういう時に私の顔が少しでも浮かぶといいな、と思う。近寄りがたいと思われると困るので、あまり手前勝手に怒れなくなるな・・。叱っても遠ざけられないよう彼への愛は、今までよりも伝えよう。70億人以上いる人間の中で、間違いなく彼のことが一番好きだ。愛してる。

彼には、夢中で過ごす時間、何かに没頭できる時間を多く持てるようにしてあげたい。私になんか頼らなくても、没頭した経験が彼の心を助けてくれるだろうから。彼の中にある世界を傷つけず、育む手伝いをしたい。それはゴジラであってもいいし、ゲームでもいい。彼の母と教育方針が異なってしまっても、彼が没頭できるものは、できるだけ提供したい。それに付き合うための健康とお金は必要になるだろう。

息子と一緒に暮らせなくなるということを日に日に重く感じて、頭と体の動きが鈍くなっている。引越し作業が一向に進まない。部屋の片付け、整理・整頓が苦手というのは、こういう気分の時に厄介だ。部屋の片付けは苦痛にならない人になって欲しいなぁ。今からでも遅くないので、私も片付けができる人になろう。10年後の自分に叱られないように。

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。