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会報誌に掲載された歌(二度目) 追記あり
短歌の会報誌に歌を送っている。送り先は、入会一年目向けの誌面。
歌は10首まで送ることができて、採用は5首前後。多い人は7首採用されてる方も。今回は、6/20締切、9月号掲載分。前回送ったときは、4首掲載されたが、今回は5首! それだけで嬉しい。
投稿は、単に、自己顕示欲を示すための行為ではない。
(そもそも下手すぎて選んでもらう行為すら恥ずかしい)
歌はその歌が選ばれる「選」も、フィードバックの一つ。
何が選ばれて、何が選ばれなかったか、その基準を考え、自分の歌を見直すことができる。だから手書きで投稿するという面倒さを感じつつ、毎月送っている。
(はぁ、今月も送るのか・・面倒くさい)
今回は、ほぼ日の学校で、奈良に万葉旅行に行ったときに詠んだ歌が主体。
投稿した歌(日付は詠んだ日)
4/22月
零時過ぎ水面にうつる橋の灯り 隅田川流す涙のように
4/26金
二ヶ月後我は何しているだろう 不安で霞み像を結ばず
5/18土(万葉旅行一日目)
京都から奈良に向かってバスの中 目も喜ばす弁当があり
現代(いま)の街並み続く、ふと、バスの外「和風すなっく すずめのお宿」
万葉に歌われし場所いまここに景色と香り永くとどめる
ガイド氏の愛に溢れる説明は いま万葉の長歌になれり
5/19日(万葉旅行二日目)
朝七時橿原(かしはら)の宮に手を合わす畝傍(うねび)の山の緑を吸って
天気晴れ、風はいささか強けれど弁当うまし甘橿(あまかし)の丘
朱雀門、大路に向けて宣言す 我らの意気に風鐸(ふうたく)がなる
5/25土
橙(だいだい)の色した月が屋根の上おそろしくみえ、あたたかくみえ
以下、若葉集に採用された歌(記載順)
二ヶ月後我は何しているだろう 不安で霞み像を結ばず
ガイド氏の愛に溢れる説明は いま万葉の長歌になれり
朝七時橿原(かしはら)の宮に手を合わす畝傍(うねび)の山の緑を吸って
天気晴れ、風はいささか強けれど弁当うまし甘橿(あまかし)の丘
橙(だいだい)の色した月が屋根の上おそろしくみえ、あたたかくみえ
選ばれた歌をみて感じたこと
やはり具体的なもの、抽象的な表現であっても、見た人が少しはイメージが整う感じのものが選ばれたように思う。今、転職したばかりで歌をつくる時間がうまく取れていない。これまでの小さな積み重ねを捨てて、その日の出来事を七五にするくらい。。
気分が高まった万葉旅行を思い出して、楽しく詠んでいきたい。
(追記)7月号の評に歌が載ってた!
新たなる元号のこと知りたくて値段を知らぬ新聞を買う のーどみたかひろ
新聞を取らない家庭や若者が増えた。新聞を読まなくてもマスコミやネットなどの情報で、社会の動きは概ね知ることができるが、内容に限りがある。改元という歴史的節目に、日本の歴史や元号や天皇制についてもっと詳しく知りたいと思い新聞を買った。「知りたくて」と「知らぬ」の対比的な使い方が面白い。
友人以外から歌について、評価を言葉にしてもらったのは初めてかもしれない。嬉しいな。
いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。