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企業が勝つために「企業参謀」の考え方を田所雅之さんに学ぶ #マープス

今回の無料のマーケティング勉強会「マープス」は「優れた実務家になるための思考法~勝ち続ける仕組みをつくる「参謀」の能力とは~」です。

講師は、日本と米国で起業経験のあり、ベンチャーキャピタリストとしてもご活躍の田所雅之さんです。

今日は、田所さんの著作「企業参謀の戦略書」をベースにした講義です。私は、講義後に購入しました。

前半の一部、「企業参謀」の役割や価値の部分など、大事な部分を聞き逃していますが、視聴範囲で気になったことをメモしておきます。

「企業参謀の戦略書」のいいところ

いろんなマーケティングのフレームワークが世の中にはあるが、時間軸(企業のフェーズ、今期)が入っていない。しかし「企業参謀の戦略書」には時間軸が入ってると、マープス主催の池田さんは言います。

起業の初期は初期なりの価値の売り込み方がある。企業規模が大きくなったときにはそれなりの方法論があります。マーケティングにもいい書籍が多くありますが、この戦略はシリーズAにあってるのか? IPOの時点に合った戦略なのか、ということは示されていないと言います。

Amazonのジェフ・ベゾスは、最初に方法論ありきではなく、勝つことができる場所で勝つ方法を実践してきた戦略思考をしてきました。将来、すべてを扱う売り場を目指しつつ、最初は、商品の情報のフォーマットが決まっていて、ロングテールの商材を扱えて、書店に置きにくいマイナーな書籍を置くことができる書籍という売り場だけで勝負しました。


で、どうやれば、戦略思考が身につくか? それは練習するしかないが、勉強する方法がないわけではない。例えば、企業の決算資料では、そうした取り組みをチラ見せしているそうです。

企業参謀の役割

企業参謀の役割は、仮説を立てて、利害関係者の腹落ちに導くことです。どのCxOも自分の領域しか見ません。しかし、財務、情報システム、人事、どの領域がコケても企業は失敗します。参謀は、すべての領域を広く見ます。

勝つための場所を見つけ、そこに合う戦略を立てるために、問いの補助線を引き、いい問いを発することで、関係者の行動をうながします。

参謀が身に付ける5つの眼

人(伴走者)の眼:行動量を増やす
鳥の眼:ロードマップ/ビジョン/市場策定 ※広く遠く
医者の眼:全体最適/時期尚早拡大防止
虫の眼:顧客心理/個別施策
魚の眼:動的ストーリー/MOAT(競合優位など)(※)

参謀は、企業がビジネスに勝つため、企業の目指すことを実現するために、方針を決め、道筋をつけ(仕組み化まで?)、行動を促します。方針を決め道筋を決めるために、いろんな専門家の声に惑わされず、様々な視点を持って、断固として決める、ということでしょうか。

感想

前半部分を聞き逃したこと、いつもより、ビジネスにおける視野、時間軸の視点が広く長くて(普段、商材のフェーズは意識するけれど、財務状況やビジネスの枝の延ばし方といった長いスパンまでカバーできていない)、十分、自分ごとにできませんでした。浅い理解に留まっていると思います。ただ、会社への貢献を考える時、他の人にない視点を持つ、という意味ではとても参考になりました(今、私はBtoBのサービスを扱っていますが、過去5度の転職で、BtoCのサービス開発側や多数の業種経験などから、他人にない虫の眼、魚の眼はありそうです)。

講義後に、書籍も購入したので、手元に置いて、自分の得意な視点を業務で活かしつつ、会社への貢献をしていきたいところです。


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