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みうらじゅんさんの話を聞いて、あ、俺はこれでいいんだな、と思えた。 #ほぼ日の學校

「ほぼ日の學校」アドベントカレンダー18日目の授業紹介は、
みうらじゅんさんの『みうらじゅんのベンチャービジネス論』です。

授業紹介・視聴動機

みうらじゅんのベンチャービジネス論
みうらじゅん (イラストレーターなど)

冗談だと思って見はじめたら、すっかり染み入っていた。そういえば、みうらじゅんさんは実際にずっとベンチャービジネスをやってきた人だ。笑わせられているうちに、とても本質的なみうら流「冒険と仕事」の話が届いてきます。(糸井重里)
公開日:2021.06.28

みうらじゅん
イラストレーターなど

1958年、京都生まれ。武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。以後、作家、ミュージシャンなど多方面で活躍。1997年にはみうらさんの言葉「マイブーム」が新語・流行語大賞のトップテンに選出。「ゆるキャラ」の名づけ親でもある。 2018年、仏教伝道文化賞沼田奨励賞受賞。 著書に『マイ仏教』、『「ない仕事」の作り方』(2021年本屋大賞「超発掘本!」に選出)、『マイ遺品セレクション』、『ひみつのダイアリー』、『メランコリック・サマー』など。

昔、自分でビジネスを立ち上げたいと思っていたことがあります。いまは本業以外に副業をしようとしています。大小の事業を自分で作ることに、常に関心があります。そういえば、みうらじゅんさんっていつも独特の立ち位置。彼がおもしろおかしく、自分のやってきたことを語ってくれるのなら、それは聞いてみたい。ということで視聴しました。

みうらじゅんさんの言葉

依頼がないことをしてしまうこと

やっぱり「依頼がない」
というところが強いんですよね
僕、依頼がないとか金にならないことが
よほど好きみたいで

そこに依頼があって
曼荼羅描いてくださいと言われれば
曼荼羅に近づけようとするんだけど
依頼がないってすごくて
どんどん逸れていくんですよ
仏像の横に海女が立ってたり
それ意味ねぇだろうということが
どんどんいっぱい入ってきて
ビッチビチなんですよ
絵が細いんですよ
たぶん依頼があったら断ってた

チャールズブロンソンが中学生の時にすごく好きで
田口トモロヲと初めて会った時
飲み屋で何かのきっかけで
ブロンソンの話になって
初めて会った夜、飲み屋で
ブロンソンズ結成だ!
って言ったんだけど
ブロンソンズというものが何なのか
その時ピンと来てないのに
結成しちゃったんですよ

結成したんだからCD出した方が
いいんじゃないかとか
のちにいろんなとこ売り込んで
ブロンソンズなんだけど
連載させてもらえないかとか

Q.こっちから依頼に?

こっちから言いに行くしか
あっちから来ることはまずないです
自分の考えたことは
ブロンソンズから言われても
あっちも困るわけで
半ば脅しですよね
こっちはね
ブロンソンズなんだけど
2ページ欲しいんだけど
とか言って
当然受けてくれないとこも
多かったですけど
やってくれてるところもあって
なんとなく形になったので
仕事だと思ったんですよね、きっと

僕の今までやってきた無い仕事って
出だしから無いので
無くすことも無いんですよ
無いのに解散って変じゃないですか
在るから解散なのに
無いほうが解散しないんですよ
全ての事は
ワニブームだって
当然そろそろ飽きるんですけど
解散はないんですよ
「まだやってんのかよ」
って言われるまで
ずっと続いていきますから
一つの事をそもそも無いのに
当然まわりはもうヤメただろうなと
思ってたら
どっこいまだやってる
ふりをしたりすることも
ベンチャー企業にとっては
すごく重要なとこじゃないかな
流行り物だけをやってるわけじゃない
ということですよね

まとめ

私が毎日note書いてるのも、依頼がないのにやってることですね。さらに、人もそんなに見ていません。最初は、褒められたい、何かを達成して、周りにちやほやされたい気持ちがありましたけど、毎日続けるとなると、そんなことは言ってられません。短歌だって下手なままです。普段の生活では、ほとんどは、うまくなろうという努力もしてません。でも続けています。私もも勝手にやってみようと思えました。

他にも、
・いつも一人ではじめちゃう、だから誰とももめない
・人と比較しない。
(だってネット使えないんだもん、情報入ってこないもん。だから他の人がやってることだから… と心配になることもない)
・答えを出さない、成績とかどうでもいい。

いい考え方だなぁ、と思うことが随所にありました。
誰でも真似できる思考や行動ではありませんが、ずっと何かをし続ける根底にあることは、みうらじゅんさんのおふざけみたいなトークからいただきました。タメになりました、というより、私個人として、これでもいいんだな… と思わせてくれる授業でした。ありがとうございます。


ただなぜ、「ベンチャービジネス」というテーマでほぼ日さんは、みうらじゅんさんに話してもらおうと思ったのか… その謎は残りました。



いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。