マーケティングの理論を学ぶ【9回目(全14回)】~製品対応~ #マープス
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『マーケティング戦略』の構成
★このnoteでわかること
マーケティングにおける製品分類
新製品開発と戦略、市場分析
製品ライフサイクル
ブランドマネジメント
『マーケティング戦略』製品対応
1.マーケティングにおける製品
(消費者の問題解決としての「便益の束」)
ベネフィットの3分類
自己実現ベネフィット: 商品を持つことで可能となる自己実現・自己表現
(自分らしさ・自分に価値があると思える・ありたい自分に近づける)
↑↑↑
情緒的ベネフィット: 商品を持つことで得られる感情
(安心・解放感・充実・高級感・クール・おもしろい!)
↑↑↑
機能的ベネフィット: 商品のスペックによる便利さ・利益
(便利だ・安い・使いやすい・早い・おいしい)
製品ミックス
幅: 製品ラインの数
深さ: ひとつの製品ラインにおけるアイテム数
整合性: 製品ラインの関連性の度合
長さ: 製品ミックスのアイテムすべて
2.新製品開発
(長期的な企業成長の源泉)
⇒高い成功をおさめた新製品の60%が、「世の中にとっての新しい製品」「新しい製品ライン」
新製品開発における定説:千三つ
消費財の新製品の成功率は58%、産業財は62%
8割以上が失敗しているとの報告も
日本では、消費財メーカーにおける販売額・利益率の目標達成率は4割、食品メーカーでは3割
参考(市場データ分析)
ホワイトスペース戦略とブルーオーシャン戦略
ホワイトスペース(ビジネスモデルの空白)戦略
ビジネスモデルの革新によって新規事業を成功させること(iPod/iPhone、Kindleなど)ブルーオーシャン戦略
競合のいない、あるいは少ない市場を狙う。競合が見落としている顧客ニーズを発見する
(QBハウスなど)
3.製品ライフサイクル
(製品の購入から衰退まで)
時間の経過とともに、製品は成長し、成熟し、衰退する
ブランドレベル / 製品クラスレベル / 産業レベルの製品ライフサイクル
参考(事業機会の選択)
段階別の特徴
導入期: 売上高(低い)、利益(マイナス)、CF(マイナス)、競合(なし)
成長期: 売上高(急成長)、利益(ピーク)、CF(プラスに転じる)、競合(増加)
低成長: 売上高(低成長)、利益(低下)、CF(プラス)、競合(多い)
衰退: 売上高(低下)、利益(低下)、CF(マイナスに転じる)、競合(現象)
※CF・・キャッシュフロー、売上高の低下は必ずしも衰退期を意味しない
計画的陳腐化<言葉の定義>
製品の寿命を計画的に短縮化することにより、消費者の需要を刺激する手法。
4.ブランド・マネジメント
(強いブランドの創造戦略)
先発ブランドの優位性
消費者の心の中に参入障壁を形成
経験効果の獲得
うまみのある市場の獲得
後発ブランドの優位性
需要の不確実性の見極めができる
広告・販促費の節約ができる
研究開発費をおさえられる
ブランドの基本戦略
ブランド強化(既存市場・既存ブランド):カップヌードル
ブランド変更(既存市場・新規ブランド):JIVE→FIRE
リポジショニング(新規市場・既存ブランド):シーブリーズ
ブランド開発(新規市場・新規ブランド):レクサス
ブランドの採用戦略
企業ブランド(同質市場、競争地位・同質):NIKE
ダブルブランド(同質市場、競争地位・異質):キリン一番搾り
ブランドプラスグレード(異質市場、競争地位・同質):BMW
個別ブランド(異質市場、競争地位・異質):マースジャパン(m&m、スニッカーズ)
ブランド拡張<言葉の定義>
ある製品で成功したブランドを別の製品カテゴリーで使うこと。新しいブランドを立ち上げる投資、時間、コストを削減できるが、既存ブランド価値を毀損する可能性もある
※提出義務のない宿題
いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。