0歳の子育てで大事にしたいこと part②

「0歳の子育てで大事にしたいこと」の続きです。

0歳の赤ちゃんに何を大切にしてどう過ごすと、その後来る自我の爆発期(通称いやいや期)を少しでも楽しく、余裕をもって過ごすことが出来るか、ということをお話したいと思います。

新生児でも目を合わせるように、顔をよく見るように接することの大切さを前の記事では書きました。

その次ですが、たくさん細かくはあるのですが、特に大事にしてほしいと思うことを2つお伝えします。それは

「真似をするように育てること」

「すぐに泣き止ませようとしないこと」  です。


まず「真似をするように育てること」からお話します。

赤ちゃんが意図していないのに大人の動作を真似していたという経験は、どの方にもあるかと思います。そのくらい、赤ちゃんは人をよく見て真似するようにできています。そこを上手に活用して、日々簡単な動作を真似してもらう様に育てていくのです。

真似といっても今流行のダンスや、芸人さんの動作の真似ということではなく、ここでは日本に何百年と伝わる子育てを基にご紹介します。

一番簡単なのは、手を握って開いてのグーパーの動作です。生後3~5か月ごろからしていきます。ポイントは

①赤ちゃんの名前を呼んで

②目を合わせて

③ゆっくりにこにこして見せる

のです。それを意識して毎日毎日、目が合ったらすぐに続けてします。注意することはそれは遊びなので、赤ちゃんに真似させたいのですが、真似させようと頑張っていると赤ちゃんも辛いので、遊んでいると思ってにこにことします。

ほら見てみて、お母さんの動作、楽しいよ

というにこにこ顔でして見せるのです。(そういった動作が1歳までに10種以上日本には伝わっていますが、細かくなってしまうので省略します。知りたい方はメッセージなど頂ければお伝えします♪)

そうした簡単な動作、ばんざいなどもそうですね、ひとつの動作にひと月くらいかけてじっくり遊んでいきます。とても地味ですが・・・そうした地味さが赤ちゃんの気持ちと心を育てると言われています。

ひと月、じっくり遊んで見せることで、人をよく見て動作をまねる習慣がつき、それだけでなく人の気持ちを感じ取ったり、自然と自分を律するような気持が育っていくのです。これは本当に不思議ですが、毎日毎日続けると実感できることです。


ふたつめ、「すぐに泣き止ませようとしないこと」

赤ちゃんが泣くとすぐに抱っこをして、抱っこをするだけでは泣き止まないので、立って揺すったりして懸命に泣き止ませようとする姿を時々みかけます。

泣いたら抱っこしたくなるのはとても分かります。おろおろしますし、早く泣き止んで欲しいですよね。でも焦らないで欲しいのです。無理くり抱っこされて揺らされて泣き止まされるのが続くと、赤ちゃんも自分が何を訴えたくて泣いているのか分からなくなって、泣くことでしか訴えられなくなってしまいます。

まずは赤ちゃんがなんで泣いているのか、泣き声や前後の様子から想像することをしっかりします。

「眠いのね~」「おっぱいかな?」「おむつが気持ち悪いのかな~」と、思い当たることを、慌てずにひとつひとつ声に出して赤ちゃんに話しかけて、落ち着いてひとつひとつ可能性を検証していきます。

毎日赤ちゃんに接していると何となくわかるものです。それが当たることが多くなり、泣いている原因が取り除かれることが続くと、赤ちゃんもそう泣かなくなってきます。

赤ちゃんが泣く→想像して言葉に出す→原因を取り除く→赤ちゃんの要求が叶う→泣かなくても分かってもらえる

こんな感じになってきます。

ですので、怖がらずに慌てずに、泣いたら話しかけて、考えて色々やってみるとよいです。最初は外れていても全然かまいません。とにかくやってみることです。


この2つを0歳の時に地道にこつこつと毎日続けていると・・・

大人との気持ちの通じ合いがとてもよく出来るようになり、無意味に泣かなくなり、大人も赤ちゃん(子ども)の要求が手に取るように分かりますから、自我の爆発期(いやいや期)にもそうてこずることがなくなってきます。

本当はその時期はとても楽しい時期です。それを辛く思ったり、怒ってばかりになってしまうのはもったいないので・・・

昔ながらの知恵を上手に使って楽しく子育てしていただけたらと思います。



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