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子育て上手な方がされている3つのこと

二十四節気の「雨水」が過ぎると何となく春らしさが増しますね。ですが、同時に花粉の本格的な始まりでもあります。くしゃん!とおおっぴらにするのがはばかられる今年の花粉症シーズンです。

今までたくさんのお母さんたちにお会いしてきた中で、このお母さんの子育ては自然体で子どもとの関係もうまくいっているな、と感じる方に共通することがあります。

それを今日は3つお伝えしようと思います。

それは 

①子ども(赤ちゃん)がどういうものかある程度知っていること 

②表現のバリエーションが豊富であること

③自分と子どもが違う人間であることを受け入れられていること

です。

①から説明しますと、まず子育てをするのに子どもや赤ちゃんがどういうものかをある程度知っている方がいいというのは想像に難くないと思います。今は兄弟姉妹も少ないですから、赤ちゃんや小さい子に接する機会がぐんと減り、子育てするまでかかわったことがないという方も多いと思います。

赤ちゃんが夜中も泣くこと、哺乳瓶を嫌う子もいること、おっぱいも最初は上手に飲めないこともあること、何でもかんでもなめてしまうこと等々生まれてから初めて知る方も多いのです。

また子どもについても同様で、子どもというものは、おもちゃを次から次にどんどん出して遊ぶものですし、興味が次から次に散漫に移っていきます。石があれば蹴り、水たまりがあれば入り、棒があれば振り回し、塀があればのぼり、気になることがあると待てないものです。

そういったことをある程度知っていると、落ち着いて対応が出来るのですが、知らないと、どうしよう?おかしいのかも、ちゃんとさせないと、とオロオロしてしまいます。

まずは相手を知ること。私は親になる人にはその前に、赤ちゃんや子どもがどういう存在であるかを知る機会があればいいなと思います。

これから出産される方は、出来れば周りでそういう方を探して、お話を聞くといいと思います。今は気軽に会いづらい状況ですが、会えたらお世話をさせてもらってもいいと思います。相手(子どもや赤ちゃん)はちょっと手ごわい存在ですが・・・分かれば対処の仕方が見えてくるものです。


②は例えば「やめなさい!」と叱る場面。子育て上手なお母さんというのは「やめなさい!」のほかにたくさんの表現をされていることが多いです。

何かをやめさせたいときに、ストレートに言うほかに「あ、今日はママと一緒にこれやろうかな~♪」と楽しい提案をされたり、「あれ、あそこに猫がいるよ?」と何気なく気をそらせたり、10回やめなさいという代わりに、9回違う表現をされていたりします。

持ちネタではないですが、怒る言い方にも色々あったり、困った時の手段を色々もっていたりします。そういう方は親子関係も良いことが多いです。

そういうのは苦手で・・・とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、最初から得意な方は少数ですから、怒るときに思い出してあれこれ試してみると、どれが我が子にヒットするかだんだんと分かってくると思います。そういう意味では実験の繰り返しになります。

ただ、ここで食べ物や、スマホなどを見せて気を変えるというのは当てはまりませんので、注意です。


③ですが、これは生まれながらにして、子どもは親の自分とは別人格であることを受け入れるということです。

もし親の自分が素直で人の言うことを良く聞く性格だったとしても、子どもはそうではなく、頑固で自分の意志を貫く性格かもしれません。

子育て上手な方は、そこを早くに見抜いて、自分の価値観を押し付けすぎず、子どもと自分は別なんだ、自分が良いと思うアプローチもこの子には苦痛かもしれない等々、その子に合わせた育て方をされています。

まずは自分と子どもを切り離すこと。自分が片付けが好きでも子どもは好きでないかもしれない。そういった違いを受け入れてから、ではどうしたらいいのかを考えてみることが出来ると、子どもとの関係はうんと良くなります。

自分の大切にしている価値観が、子どもには真逆かもしれませんから、そこを潔く捨てる勇気も必要なのです。


今日は子育てをうまくされていると思う方に共通することを3つお伝えしてみました。ピンとくる方は振り返って取り入れてみてくださると嬉しいです。

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