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影絵の森美術館 

某日…。 空焚き中のフライパンみたいな甲府盆地から何とか逃れようと、昇仙峡に向かう。    🌞 ~~~~~(m--)m

水煙で辺りは霞み、腹の底まで響く轟音を立て落水する仙娥滝は、先ほどまでちらほらと聞こえていた異国の言葉をすべてかき消していた。
涼しい、静かだ、天国じゃん♪ と… もはや一歩も動けず… (;´▽`A`` 

仙娥滝

   
だがしかし、腹は減る!(゜゜)

降りてきた階段を野兎のように軽快に駆け登り、軽快なのは気分だけだったのか、なぜか (*´Д`)ハァハァ 言いながら 食事処 橋本屋に飛び込む。
イワナの塩焼きとざるそばを食し、何となく気になっていた影絵の森美術館へと向かう。

この方も食後? なんか、いっぱい貼られてますが…


展示室は地下にあり、薄暗いそこには、自分の影絵に対するイメージとはまったく違った、幻想の世界が広がっていた。
何をどうすればこのようなものが出来上がるのか、制作過程なども見たのだが、よく分からんのです^^;  

藤城清治の夢幻、安井康二の郷愁、どちらも、光り、影、鮮やかな色彩が
素晴らしく、見惚れる事しばし… ( ̄  ̄;) 
暗闇の中には、作品たちの「こっちの世界においでよ♪」と言う声が聞こえてきそうな空気が漂っていました。

絵の前面に水をたたえ、その両側に鏡を合わせに設置し、光に浮き出た絵が左右無限に続くという夢幻の世界に、常日頃の感覚が心地良く狂わされていくのを感じました。

館内は撮影禁止だったので、パンフレットです 👇

「コスモスとこびと」藤城清治

「影絵の切った線の美しさは、切り絵に共通しているけれど、僕は切り絵のあの黒い線でつながった、東洋的な郷愁を誘う素朴な力強さというものにいいなと思う反面、あくの強さを感じてしまうんです」と氏はいう。
切り絵は、白と黒のインパクト、シルエットの美しさに魅力がある。
影絵は光に透かして見た鮮烈な光の美しさと透明感にあると言える。
 夕焼けに真っ赤に染まった空をバックにした山や木。 これは赤い色があるから黒い影が強調される。 影絵で色の部分をとってしまったら何だかわからなくなる。 色は影絵の中で表現力をもっているのだ。 だからこそ逆光で見た色の透明感が大切になる。
様々な紙を使ったリトレーシングペーパーを何枚も重ねたり、実に細かい作業を経て、やっと一枚の影絵ができる。
氏は、あの細かい木の葉を切るのがとても楽しいという。
「一枚として同じ形の葉はないから、とてもおもしろい。それにぼくは葉ではなく葉と葉の光の空間を切っているのです。光の空間を切り取って初めて影となる葉ができますね。 ぼくの影絵は影ではなく光を追求しているのです。」

上の長文は、もちろん おわかりでしょうが僕の言葉ではなく… (;゚;ж;゚;)ブッ  今年100歳になられたという藤城清治さんの言葉を上記のパンフレットから抜き出したものです。  字数を増やすための手抜き?ゞ(´ε`●) 


昇仙峡に来られましたら、ぜひ影絵の森美術館にお立ち寄りいただき、
そして、絵の中に吸い込まれて下さい♪ ( ̄ε ̄〃)b


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