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memo..,


忘れないでいたくて、自分のために記録する。

(※共感,想像力豊かで辛くなりそうな方や、動物の死が苦手な方はお控えください。)


今朝の出来事。


朝一番窓を開けた時は気づかなかった。

掃除をひとしきり終えて帰ってきた時、なにか目に留まって。

近づくと、小鳥が仰向けで眠っていた。なんとなくすぐにわかったのか、わたしは手袋とシャベルを取りに一直線。

目の前の庭のなるべく人が踏まないところ。日の当たる木の後ろに穴を掘った。

こんなことするの初めて(小学生の時にあったかもしれないくらい)だから、どれくらい掘ったらいいかわからない。もう少し掘りたかったが、埋まるだろうかというくらいの穴を作る。

もう一度、小鳥に近づく。そっと、触れる。あたたかい。日向にいたからだろうか、ぽかぽかしていた。

そんなに時間が経ってないような綺麗な顔つきで、持ち上げようとすると、その繊細さにおろおろし、大切に持ち上げ、そうろっと庭の方へ。


掘った土の上にそうろっとおくと、もう胸がぎゅっとなった。

たった今会ったばかりの小鳥なのに、言葉では言い表せない気持ちになる。優しく土をかけていく時には、本当に涙が溢れそうだった。

さいごに出会えてありがとう。この時間を感じることが出来て良かった。日向にぽかぽかあたって気持ちよかったかな。静かに眠れたかな。げんきでね。


余韻を感じながらも、いつもの日常は流れ込んでくる。

いつもの日常をしながらも、わたしの胸には静かに今朝の時間が流れてるみたいだった。



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