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死んでから神格化されること。

今年に入ってから、特によく思うことなんですが。

志村けんが亡くなった時、突然若いファンがドサドサっと増えた。
ドリフが好きなんて自分の年でも若い方だと思っていたのに、自分の子どもでもおかしくない年齢の子たちがワイワイ騒いでいる光景にはとても驚いた。

亡くなった時のニュースで昔の映像が流れ、それがかっこよくて好きになったと書いている人も結構いた。

言い方は悪いけど、人の死ってビジネスチャンスにもなるんだなって思った。CS(ドリフならファミ劇)契約する人も増えるだろうし、番組のDVDなんかも売れるだろうし、本も出版されるしで。

それはいいとして。
別に亡くなってからファンになったって何にも悪いことじゃないんだ。
誰かの心の中に居続ける限り、その人は永遠に生き続けることができるのだと、私は思う。
だから若いファンが増えたというのはとても嬉しかった。
きっかけはどうであれ、です。

気になったのは、亡くなってからの持ち上げられっぷりで。
昔からファンだったと名乗る人が突然溢れ出し、それこそ神のような書かれ方をしているのを見て心底気持ちが悪くなった。

中には「ドリフの笑いは人を傷つけない」と書いている人もあった。

ご冗談を!
ゴリラだのデブだの人の見た目を笑いにして、ゴールデン帯でエロネタ下ネタやり放題女性ゲストにセクハラし放題でなんでもござれじゃなかったっけ?
最近のテレビ批評家みたいな人が一番嫌がるタイプだったんじゃないかと思いますけど。

これは志村けんのことに限った話じゃないんです。
他の人の時だってさぁ…

この、亡くなった途端にやたらと持ち上げられるっていうのはどうしてなんだろうね。どうしてそれを生きている間にやってくれなかったのか……

もうこの世にいないとなったら、突然特別な人みたいな感じになっちゃうのかな。
志村けんの場合はコロナでしたけど、そういう、亡くなり方とかも関係してくるんでしょうけど。悲劇的であればあるほど。

しかしなんだかなあって気持ちになるなぁ。

これはずっと胸にしまっていた気持ちでした。
でもその後の芸能界の情勢もあり、Twitter始めてそういうことが余計に目に入るようになったのもありで、言いたくなっちゃった。

まあ、愚痴っただけなんです。
独り言と思って流してください。

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