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この人が出てるなら無条件で観る!ってなる贔屓のはなし

ところで映画が好きな方って、いつも何を基準にして観る映画を選んでるんでしょうか?

好きなジャンルなら片っ端から観る。
惹かれるタイトルで選ぶ。
好きな監督で選ぶ…
人それぞれ、いろいろございましょう。

私の場合はだいたい「出てる俳優さん」で選んでいます。

もちろんそうでなくてもCMやチラシを観て惹かれるものがあれば観ますけど、「この人が出てるなら無条件で観るよ!」というくらいに長く贔屓にしている俳優さんがチラホラとおります。

映画やドラマの話がしたいとなれば、まず一番先にしたいのはやはりご贔屓ネタですわな〜。
なおこの先登場するのはすべてオジサンです。

■ヒュー・グラント

ヒューといえばヒュー・ジャックマン…
じゃなくてヒュー・グラントだろー!というそこの奥さん!
ヒュー・グラント、いいよね。

元祖英国美男子、そして世界最凶クラスのダメ男俳優であり、本人もなかなかの…(笑)という、とにかくネタには事欠かない人。
インタビューやテレビ出演の様子を見ていても皮肉たっぷりのユーモアをいつも忘れない、そんなところも大好きです。

「ノッティングヒルの恋人」「ラブ・アクチュアリー」あたりが最も知られてるのかなと思いますが、個人的には「アバウト・ア・ボーイ」のクソッタレ女たらし独身男(しかしなんだかんだで優しい)


そして「モーリス」の超絶美しくて悩ましいゲイボーイを推したいです。

「モーリス」はただのゲイムービーじゃない。
どう生きていくべきか、どんな風に生きることが幸せなのか、観るたびに考えさせられます。

お話はクソだけどフック船長のコスプレ姿を拝める「恋する予感」もこっそりオススメしときましょう。
誰ですかこんな邦題をつけたのは…恋する予感なんか全然なかったぞ。

一時期パニック障害だとかでとても心配しましたけど、とにかく健康で生きてくれていればそれでいい。

■コリン・ファース

こちらも英国美男子系で売り出された方。すっかり大物になって。
今はジャガイモ系イケオジって感じですが、声は若い時の方が低いんですよ。今もいい声だけど。
とにかくこの人は声が好きだな。

で、私が推したいのはこちらもやっぱりゲイムービー(笑)
「アナザー・カントリー」です。

これ、コリンのみならずあちこちイケメンだらけで画面のどこを観ていいんだかわからなくなるんですが、実はゲイ云々というよりも学生たちの権力争いの方が話のメイン。
コリン・ファースは主人公のお友達でマルクス主義に傾倒する異端児・ジャド役。今の姿からは想像つかないほどシャープな輪郭で声とのギャップがすごい。


もう一つ推したいのは、ドラマだけど放送当時英国でロンバケみたいな現象が起きたと言われている「高慢と偏見」
「ブリジット・ジョーンズの日記」の元ネタとだけ言っておきましょう。

とにかく観始めたら止まらない!ダーシー様の視線が熱い!怖い!
コリンの大当たり役でしょう。


フェルメール好きとしては「真珠の耳飾りの少女」もオススメしたい。
画面から溢れ出る、内に秘めた色気がたまりません。

■真田広之

ラストサムライで一番かっこいいのはこの人。

月桂冠のCMが全ての始まり。
「高校教師」ですっかりやられてしまい(子どもの頃からおじさんスキーだったんだなあ…)

小学生の頃、それまで親と一緒にドラえもんくらいしか観に行ったことのなかった私が初めて友達同士だけで観に行った映画も、真田さんが出ている「ヒーロー・インタビュー」でした。

真田さんはアクションはもちろん素晴らしいんだけど、静かで切ない役してる時の方が断然好きなのです。

特に主人公の母親の元恋人を演じた「はつ恋」が素晴らしかった!
途中、田中麗奈に手を出しやせんかとハラハラしたけどそういう役ではなかった(笑)…って思うくらい、枯れた大人の色気があってね。
田中麗奈とのシーンはどれも良かったなあ。


ドラマならやっぱり「高校教師」が外せないけど、私のイチオシはなんつっても佐藤浩市と共演した「タブロイド」です。
特に最終回のやさぐれた色気は必見です!全身黒ずくめだし!
全身黒ずくめが似合う男はかっこいいんだ!

長らく古いVHSでしか見れない状態でしたが、今はFODで視聴可能。
配信万歳。
https://fod.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4448/


日本でほとんど活動していないせいか、名前を出しても顔が出てこないという人が結構いて、寂しい。
たまには日本の映画やドラマにも出てほしいな、と。

ところで「MINAMATA」は日本で上映するのかな?
観たいんだけど…

■原田泰造

何故!?と思われるかもしれませんが私は真面目です。
俳優・原田泰造激推しです。
芸人枠だなんてこれっぽっちも思ってないぞ。

そりゃ、そもそもの入り口はボキャブラ天国だったので、最初は好きな「芸人さん」のうちの一人で。
芸人さんとして好きだから出るドラマも観ていたわけですけど、その意識が完全に変わってしまったのが「ジャンプ」という映画でした。

話の内容よりも、スクリーンの中の泰造さんの姿に大感激。
目の前で呼吸しているような自然な佇まいとか何も言わない時の視線の動き、ちょっとしたセリフを言う時の息の抜き方とか、なんだかもう…
とにかく全部が私のツボに入ったのでしょう。

この人はちゃんと役者やった方がいい、役者やらなきゃ勿体ない。
でも芸人さんなんだよなぁ…
この映画を再見するたびに、あの時すごく複雑な気持ちで映画館を後にしたことを思い出します。

…じゃあこれがオススメなのかというとそうではなく。

私が推したいのは「ミッドナイト・バス」
「ジャンプ」と同じ、竹下昌男監督の作品です。

好きすぎて書くと長くなるので細かいことはすっ飛ばしますが、静かで、きれいで、こんなに心の奥底が震える映画っていうのは、なかなか出会えません。
バスを運転してる泰造さんの横顔とテーマ音楽のシンクロ率の高さも素晴らしい。

泰造さんは映画よりもドラマの方がいい作品が多いかな?
WOWOWドラマの「パンドラⅣ」なんて、まさかの天才外科医役で(笑!)大丈夫なのか?と思いましたが、これまたすごく良いんですよ。

本業ではない方ばかりを追いかけてなんとなく申し訳ないような気持ちになることもあるけど、まあこんなファンがちょっとくらいいてもいいでしょう。

贔屓良ければ全て良し

私はわりと飽きっぽいので、一時的に好きだなと思っても長続きはしないし、ずっと好きでいると言えるのは上記の4人のみです。
好きな俳優さんは他にもいるにはいるけれど、「好き」と「贔屓」は別物。

本当は一人一記事でガッツリいきたいところですが、今回は自己紹介も兼ねてザっとまとめちゃいました。

お話としては
「なんというクソ!」「こんなつまらんものを作りやがって…!」
と、なってしまうようなものでも、彼らがそこで光り輝いていればオールオッケーという、そんな幸せな気持ちにさせてくれる贔屓たち。

これからも体に気をつけて、元気で、良い作品に恵まれて良いお仕事ができますように、心から願っています。
(なお贔屓が無駄遣いされていると感じた時はブチギレます)

しかしこうして並べてみるとてんでバラバラなラインナップだな…

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