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にこは虹の橋を渡りました


2024年8月26日 にこは永眠しました(膀胱の移行上皮癌)

前回の投稿からの出来事を少し書かせてください。

投稿をだいぶあけてしまいました。それはにこが安定していて普通に暮らして行けたからでした。
排尿時、ちょっと時間がかかる、そして頻尿だということはありましたが
食欲もあり、散歩も行けて、特記すべきことがなかったからでした。

そんな日々でしたが、2024年に入り、腎臓の数値が上がっているという指摘を受けました。

そして、薬の量を減らし始めました。癌自体ははそれほど大きくなってはいず、尿道を塞ぐこともなく、とりあえずは危険な状態ではありませんでした。

癌の治療薬は3日に1回にして、その代わり、腎臓をサポートするサプリを飲み始めました。他にも、下痢を止めるための整腸剤、尿を出しやすくするサプリなど、たくさんの薬を飲んでいました。

 それでもこの頃は「こんなに元気なのだから、癌はそのうち消えてしまう」のではないかと思ってさえいました。
ところが、癌の告知を受けてから3年になろうとした頃、少しずつ、にこの容態が悪くなって行ったのです。

お散歩が出来なくなった

 散歩は、相棒のももといつも一緒に出かけていました。
ところが、6月頃から中々歩かなくなりました。数歩歩いたら、しゃがみこんでおトイレの仕草をする・・・・すこ〜し出る・・・・そして数歩歩いたら、またしゃがみこむ・・・・というようになって、お散歩にとても時間がかかるようになってしまったのです。その頃、近所の河川敷でボール遊びをするのが日課だったのですが、ももは喜んで遊びますが、にこはおトイレで遊ぶどころではありませんでした。
 そうこうするうちに、にこはどんどん歩かなくなり、7月になると毎日暑いので、ももだけ朝晩に散歩に行くようになり、にこは行かなくなりました。今までは散歩に行く時にはにこは走って玄関に行っていましたが、それもなくなってしまいました。


元気な頃のにこ

食欲減退

そして、それと同時に食欲もなくなってきました。今まで何でもよく食べていたのですが、食べなくなってしまったのです。
まず、膀胱に石が溜まっていたので、それを改善するドライフードを食べなくなりました。飽きたのかな?石を増やさないためにも食べてほしかったのでなんだか心配になりました。
 そうこうするうちに今まで食べていた様々なものを食べなくなりました。
「食べるまでハウスに居なさい」と言って、ハウスの中で食べさせたりしました。外に出たいためか、しばらくすると食べてくれたりしましたが、
そのうちそれも効かなくなりました。
と同時に薬も飲まなくなりました。これまでは薬をフードの上に乗せてあげると、あっという間に完食していましたが、フードを食べないので薬も飲まなくなりました。
 最初は、薬を入れなければ食べていたので薬だけフードに混ぜて最初にあげたりしていましいたが、口の中に入れても「ペッペ」と出してしまいます。薬を細かく砕いてフードに混ぜても全部吐き出してしまいましいた。
毎回毎回、食事時は大変でした。

そしていよいよ、薬はもちろん、食事も(チュールでさえ)食べなくなってしまいました。
「もうだめだな・・・・」
私達夫婦は「にこの死」を意識しました。ご飯をたべなくなったのだから、
きっともう死が近いのだろう・・・・このまま、そっとして自然に任せたほうが良いのかもしれない・・・・・

けれども、それは私達の怠慢かもしれない、最後の最後まで諦めずに治療をすべきだろう、それに何より、にこの今の辛い状態を少しでも楽にできるかもしれない・・・・と思い病院に行きました。

長くなってしまったので、この先はまた後日投稿します。
読んでいただいた皆様、どうもありがとうございました。

元気な頃ドライブしました



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