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自信のなさは家庭環境のせいか?②

20代の時、NHKで「しゃべり場」という、10代が集まって語り合う番組を見た。
毎回、大人のゲストが出てきて、子供らの討論に意見するというような番組だった。

その日のゲストは千原ジュニア氏。

このころのジュニアさんはまだまだトガっていた時なので、子供らにも強めに話していたと思う。 

ある中学生男子が、妹さんが障害者だから、何をするにも自信が持てないようなことを言っていた。

それに対してジュニアさんは
「そんなん関係ない!」
と鋭く一喝していた。

それに対してその中学男子は、どうしてもその妹がいることで自分は苦労してきた、大変だ、だから自分はかわいそうだ、みたいなことをとにかくジュニアさんに訴える。

でもジュニアさんも、
「そんなん関係ない!!」
の一点張りだった。 

このやりとり、まぁまぁ長かった気もするけど、最後の方は、中学男子が諦めた。でも諦めたというより、何かを分かったようにも見えた。

ジュニア氏は「そんなん関係ない!」しか、その子には言ってなかったと思う。
なんかいろんな意味ですごかった。

この流れを客観的に観て、中学男子の自分の大変さをわかってほしい感、自分のできなさを身内のせいにしてる感じとかが、私的にはどうにも不快であった。

それはまさに、私自身でもあったから。

その頃、当時付き合っていた彼氏や友達に、私はこの中学男子と同じようなことをぶつけることがあったからだ。

私は親が精神病で、家庭環境がよくないとこで育ってるから、自分に自信がない、これまがいの事をとにかく親しい人にぶつけていた。

「その話、もう聞きたくない。同じこと言ってる。」

と言って、彼氏に電話を切られたこともある。

あ、そうだ、そうだよな。
同じことばかり言ってるよな。。

実はどこかでわかってはいた。

こんなネガティブな話、誰が聞きたいねん、しかも何度も。。でも、言わずにはいれなかった。

そうやって人に言うことで、自分を保ってきた。

でも、そういう自分を変えたいと、少し思った。

それから、彼氏に当たるのも少しずつ減らしたり、友達には聞いてもらえるか断ってから、嫌な気持ちにならないように話したりするようになった。  

で、自信のなさは家庭環境のせいか?の部分。

ジュニアさんと中学男子のやりとりから見れば、 

自分の自信のなさを家庭環境のせいにするな、ということになる。

これはよくわかる。

しかし、これだけを鵜呑みにすると、やはり苦しくなるのだ。 

なぜなら、やはり家庭環境がよくないから、自信がない人が育ちやすいというのは、あながち間違いではないから。

マウスの実験などでも、やはりストレスを与え続けると、不安定になったり鬱になりやすかったりという結果は出ている。(ネズミさんごめん🙏)

もちろん、家庭環境がよくなくても、それを克服して自信をつけていった人もいるだろうけれど、
かなり大変な努力があったのではないかと思う。 

でも、ストレスが多い中で育つのと、ちゃんと愛された中で育つのと、どちらがいいのかとなれば
やはり、後者なのは一目瞭然だろう。

じゃあどうすればいい?どれが正しい?

これについて、私は、いろいろ探求し始めた。


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