「AIはエクセルのような仕事の必須ツールになる」データサイエンティストの提言 / 「SAP」がAI企業へと脱皮しつつある背景 -日刊のぐりゅうAIニュース #21
「すべてのビジネスはAIと共に!」をモットーにしています のぐりゅう(野口竜司)です。さて、本日もAIニュースをお届けします。
photo by 人見淳
昨日出せなかったので(汗、2月5日(火)の分と2月6日(水)の分として二つの記事を紹介します。
今日ご紹介するのは、尊敬するデータサイエンティストの河本薫 さん(現 滋賀大学 データサイエンス学部 教授)の取材記事と、ERPからAIへの展開を目論むSAPさんの記事の二本立て。
「エクセルのように」と「エンタープライズERP」という真逆からとも取れる二つのアプローチですが、この二つの記事に共通点もあります。それは、「AIはビジネスの側にあるべきだ」ということだと思います。
河本さんの記事では、AIはエクセルのような仕事の必須ツールになる。というご主張があり、経営・ビジネスサイドへの最低限のAI知識をつけてほしいという願いと、一方でデータサイエンティスト側が専門用語に頼らず理解しやすいような説明をする必要性にも言及されています。
SAPさんの記事はとても明快で、世界の約八割の企業取引データがSAPの側にある。AIを寄り添わせればビッグインパクト作れますよ。というものですね。
以下の二記事、読み比べながらぜひご覧ください。
「AIはエクセルのような仕事の必須ツールになる」データサイエンティストの提言
日本ではまだまだ少ないですが、「AIってこういうことなのか」という腹落ちをしてもらう教育の機会を持ってもらうことが大事です。
詳細まで分からなくてもいいんです。ただ、AIを使うという立場の視点で必要最低限のリテラシーについて、ストレスなく分かってもらう教育を受けてもらうことが重要だと考えています。それは非常に難しいことなのですが、今とても求められていることです。
「SAP」がAI企業へと脱皮しつつある背景
世界中のビジネスにおける取引の、実に77%がSAPのERPを介して発生しているといいます。世界の約8割の取引データがSAPの顧客のERPに眠っているというのは、凄まじいものがあります。
SAPがAIで注力する領域は以下の3つ。ERP内での活用を中心として、広範囲にAI技術が適用されています。
・Intelligent Application(ERP内での活用)
・Machine Learning & Data Science Platform(データサイエンスプラットフォームやAPI提供)
・Conversational Experience(対話型AIソリューション)
タイトル画像はプロカメラマンの人見淳氏からご提供いただきました。
AI活用エヴンジェリスト 野口竜司(のぐりゅう)
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