NRA2015(のぐぽん的ラーメンアワード 2015) 転載

※この投稿は2015年12月31日にFacebookで公開したものです。

今年も年末恒例のNRA2015(のぐぽん的ラーメンアワード 2015)のお時間です。

私が今年一年間で食べた223杯(前年比118%)のラーメンの中から、最もお薦めしたい珠玉のベストラーメン3杯を勝手に表彰します。

今年は何と言っても、台湾まぜそばや汁なし担々麺をはじめとした、武蔵野系以外の「まぜそば」の店やメニューが都内では猛威を奮っており、個人的にもかなり杯数を割かれました。

また、ラーメンでは昨年の異様なまでの鶏白湯ブームが過ぎ去り、あっさり系の中華そば回帰、特に醤油にこだわった東京ブラックとも言うべきラーメンの潮流が出てきた大変好ましいことです。また、煮干系のスープの新店も多かったように思います。

以上の全体的な傾向を踏まえて下記、2015年の個人的ベスト3、ご査収ください。

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グランプリ:

八丁堀「麺や 七彩」喜多方らーめん(煮干)

2015年のラーメンを語る上で、やっぱり七彩の八丁堀移転については外すことはできない。何せ麺を注文が入ってから打つというありえないオペレーション。最初は正直バカじゃないの?と思ったけど、一度あのゆるふわ縮れ麺を食べたら黙るしかなかった。麺を熟成させないため結果的に喜多方より佐野ラーメンのそれに近くなっている。ただそれ以上に、その麺を味わうために造られた煮干スープが本当に素晴らしい。こういうコンセプトのスープは他に伊藤とかもあるけど、同じ煮干でも麺に合わせて甘みと旨味が強めになっててこういうところに感動する。美味すぎる。来年もこういう面白いチャレンジの店が出てくるといいな。ちなみに2015ラストラーメンもさっきここで食べました。


準グランプリ:

恵比寿「まぜそば 三ツ星」豚まぜそば

2015/1/7オープン。ドイツに「nipponoodles」という安直な名前の本店があり、その逆輸入。箸ではなくフォークとスプーンがついてくる。卓上に豊富にあるスパイス群でカスタマイズすると無限に味変できて、でもベースから超美味い。追い飯は有料だがカスタマイズの果てにたどり着いた肉味噌にご飯が絡むことで100倍は幸せになれるのでほぼ必須。上にも書いた通り今年はまぜそばの当たり年だったんだけど、年初にこれを食べてしまったせいで常に「三ツ星より美味いか?」という問いがついて回って困った。なお、他に美味いと思ったまぜそば系は、秋葉原「麺屋はるか」担々台湾まぜそば、神田「雲林坊」汁なし担々麺、新橋「美香園」冷やし担々麺、麻布十番「156」冷やし中華、などです。担々が多いな。


3位:

梅田「麺屋 楼蘭」醤油ラー麺 濃口

今年は競馬漬けで遠征しまくったので地方のラーメンをよく食べた。そんな中でも大阪の楼蘭。全然老舗だけど初めて行って、感動しすぎてFacebookに上げてしまうレベルだった。濃口と言いつつ、魚介の甘みがカエシの強さを包み込んでとんでもなくバランスがいいスープ。美味すぎてふふってなる。看板は柚子塩だけどそれを外してこの美味さ。大迷宮梅田地下街のどっか変なとこにあるのでめっちゃ迷うので注意。遠征した所でほかに美味かったのは、阪神競馬場のある仁川駅の「しぇからしか」、名古屋の「味仙」の台湾ラーメンイタリアン、などてす。

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それでは皆さま、来年も美味いラーメンが食べられますよう、良いお年を。

※この投稿は2015年12月31日にFacebookで公開したものです。

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