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高島でお試し暮らしを終えて

こんにちは。のぐもんです。
8月29日でお試し暮らしを終えて東京に帰って来ました。
子どもたちも学校や保育園へ行き始めて日常に戻りつつあります。

お試し暮らしを終えて、本当にいい機会だったけど旅行との違いはなんだろう?とも思ったので今回はその違いについて書いてみようと思います。

旅行では体験できなかったこと

旅行の仕方も人によってそれぞれと思います。
宿での食事や観光を楽しんだり、建築に興味があると素泊まりだけどリノベーションした宿に泊まるのが好きとか。

そうした旅の仕方は色々ですが、短期移住だから可能だったことの一番は素の地域の人に出会えたことだと感じています。
短期移住ではハード的な住みやすさとソフト的な居心地の良さがどれだけあるかを感じたかったのでその素材集めには最適でした。

ハード的な住みやすさ

私の考える暮らしやすさは家をはみ出てどれだけまちに資源があるかだと思っていて、まちのリビングやコモンズといった考え方がありますがそうしたものと似たような考え方をしています。

少し古いですが震災を通じたコモンスペースの必要性について書いてある関西大学のレクチャー記録↓

まちづくりの時代の公共空間・コモンスペースのデザイン

私は家以外にどれだけ自分の居場所として選択肢があるかが暮らしの潤いには重要なことだと思っています。

例えば仕事をする場所は、今回だと家と琵琶湖と移動中の車でした。琵琶湖は気分によって浜を変えられたり子どもを遊ばせながらできることも分かりました。
実際には仕事していませんが、山の方に行って川の近くでもできそうな場所もいくつか確認できています。もちろんWi-Fiも届きました。

また、友人の白湖はまさにまちのリビング的に色々な地域の人が来たり、企業の方や自治体の方も来てあれやこれや友人と話して去っていきます。
今は交差点のような多様な人のすれ違いですが、これから場が育つと接点が面になっていく可能性を感じました。
初めの頃ご紹介しましたがしつこく紹介↓

また、利便性は東京と比べるものでもないのでスーパーや病院など日常に困らなければ問題ないと思ってました。それに、東京ならサービスで乗り切ってるものを高島なら代替することが可能かもしれないとは思っていたのでその辺の可能性が感じられればいいかなとも。

そんな具合で私が自分の場所と思える場がある程度望めそうかというのが必要なリサーチの一つでした。
家については賃貸をいくつか経験して考えるのか、めぐり合いがあって買うのかとかは住んでからでいいと思っています。

ソフト的な居心地のよさ

もう一つが人です。そこの地域の雰囲気もここに入るかなと思いますが、地域の風通しのよさやどんな活動が行われてるか、話す人に違和感がないかなど実際の素の地域を知ることがしたかったのが今回です。

もちろんどこに住んでも合わない人はいると思うし、いいことばかりではないとは分かっています。でも嫌なことがあった時に乗り越えられるか、その地域で嫌なことを受け止めつつ暮らし続けたいかどうかは感じたいなーと思っていました。
結果、それはできそう。

ポイントとしては、

・人で疲れても環境が癒してくれそう
・いい距離感で人と付き合えそう

そんな印象を受けました。細々挙げるとキリがないのとこれまで書いたものの中に詳細は書いてあるので割愛します。

予想外のインパクト

歴史からの繋がり、これは行ってみて感じたことで想定外のインパクトでした。
子どもが生まれてからは次世代につなげていく意識を持って生きてきましたが、遠い過去からのつながりを自分のこととして意識したのは初めてで、自分が時代の繋がりの中の一つの点であり、意味のある点でありたいと感じた時間でした。

今度行ったらこれを手に入れたい…

お試し暮らしを終えて

お試し暮らしを終えてこれはいろんな方が体験できたらいいなと思います。
ただ、私の場合は友人がいて積極的に人に出会わせてくれたのと行った感覚をnoteに記録することで整理しながら滞在できたので得るものが多かった気がするので人によっては足りなかったと感じることもあるかもなぁとは思います。

自治体も積極的に対応してくれましたが、普段コミュニティづくりを仕事にしてることもあり、もっとこういうことをしたらいいのになぁと感じることもありました。
移住の窓口もファシリテーションを学んでいる職員が対応するなど工夫がいる気がします。

最後に感想としてよかったことを並べておきます。

・琵琶湖の良さを自分なりに理解できた
・未体験の雪への懸念をいろんな方から聞けた
・ご近所事情が少しわかった
・歴史と地域のつながりを感じられた
・京都の日本海側を初めて訪れた

今回が多拠点居住のスタートと思って仕事を仕込みながらいずれ呼ばれるように高島へ行くことができたらいいなぁと願いつつお試し暮らしの記録を終わりとします。

色々な進捗次第でこちらの続きを書くかもしれませんが、とりあえず終わり。
誰かの参考になれば幸いです。

のぐもん

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