『蒼海』21号掲載7句
都庁舎に南北の塔おぼろ月
道端に眠る老女や雪柳
不織布は舞へわが春の帰還せる
春灯し伸びては消ゆる影ぼふし
白木蓮もんわりコインランドリー
葉桜や社食のやうな恋だつた
雹降つて歓声ののち震への来
南波志稲
作句時季はちょうど1年前くらいです。都下のK市から23区内に転居した直後でした。狭い部屋でしたが、通勤時間を短縮できたのは本当によかったです。
昨年の春は一箱書店を始めたり、下北沢のHONKEという共同図書室の棚主になったり、学芸員の資格を取りたくて勉強してたり。充実していました。
その後、諸事情で学芸員資格は断念、そのほかもお休み中、そしてまた都下に戻ったので通勤でへろへろ……。それでも、時期を見てまた活動を再開したいと目論んでおります。
句会参加も欠席が続いてしまっていますが、細々とでも作句は続けていくつもりです。
*ヘッダー画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。