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つかの間の幻影

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志稲です。結社誌等への既発表作品をまとめています。
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2019年4月の記事一覧

『蒼海』3号掲載6句

『蒼海』3号掲載6句

手花火の残像ふたつ秋の声

青葡萄恩師の説諭愚痴めいて

ピクルスにピンクの野菜秋うらら

草の穂よ見下ろす湖の残照よ

息白し暫く掴むゆで卵

立冬の三和土に判子転がれり

3月下旬発行の「蒼海」3号、投句は秋から冬にかけての句になりました。

6句のうち前の4句は軽井沢合宿の際に詠んだ句です。
ちょうど秋のお彼岸の連休でした。

「手花火」は夏の季語なので秋の句に入れるのは「残像」であって

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