第75回秋季東海地区高等学校野球三重県大会雑感

こんばんは。駅伝大好きマンです。
駅伝垢でありながら、高校野球のnoteをあげるというね。
本当は10月に上げる予定でしたが、どこかで成仏させたかったので明日から始まる春の県大会前に載せることにしました。
最後まで読んでいただければ幸いです。
それではよろしくお願いします!

https://twitter.com/nogiekiden/status/1573305528008450049?s=46&t=WuUeUKl1Mz7LNLiywqCBfQ

 今大会の注目選手はこの10人を挙げました。菰野高岡だけ見ることができなかったですが、他の9人は見ることができました。
 ツイートでも触れている通り今年の三重の捕手は大豊作。スローイングの面で特に抜きんでていたのが海星・伊藤と山商・小泉。2塁送球タイムは共に1.8秒台、グラブを構えた場所に制球されコントロールも抜群でした。
 リード面だと津商・樋尾、三重・高山が目立ったでしょうか。樋尾は間を取るべきところでしっかり間を取っていたのが印象的。海星戦に関しては正直ここで差が出始めたなと。主将であり、前チームから4番捕手で毎度チームを上位に導いているだけあって、さすがによく見えているなと。三重高山は昨秋・夏を制した正捕手だけあってやはり打者に対する観察眼が抜けているなという印象。
 木本・久保と高田・藤田は上記4人に技術面では劣るものの、能力の高さは4人と遜色ないです。久保は初戦の伊勢高戦で1打席目から外野が張り付いていましたが、関係なくダメ押し弾。地区予選では三重高戦で先制3塁打含む2本、夏には高田・中山から同点2塁打、春大津商戦でも先制打含む2本の長打を放つなど、勝負強さは県内でもピカイチ。個人的に県内の左打者では三重高・野田に次ぐ打者なのではないかなと。藤田は三重高を苦しめた近大高専・吉留から先制打を放ちさすがの勝負強さを発揮。来秋ドラフト候補の中山に注目が集まりがちですが、中山をリードし、4番捕手で主将。高田にとっては中山以上に替えの効かない選手ですね。

 今大会は今後追いかけたいショートを探すのが目的でもありました。
1年生ながらショートで甲子園を経験した三重・田中の動きはさすが。一歩目、球際、間のフライ、カバーリング、準備等1年生ながら歴代三重高の中でも屈指のショートと言えそうです。そしてそんな田中と同じく光っていたのが、海星・辻。三重田中と同学年の1年生ですが、今後2年間県内では田中と双璧の存在になるかと思います。準備や球際の面では田中が上回るものの、プレーの派手さで言えば辻なのではないでしょうか。華のあるプレーをするな、というのが第一印象です。

 

 春、そして夏に向けて

 夏の展望については早すぎますが、秋大1位~3位の三重高、津商、海星は優勝候補の一角になるかと思います。春はその3チームに割って入りそうなチームに注目していこうかなと。津田学園、いなべ総合、松阪商業等々いますが個人的に春に巻き返しを期待したいチームを挙げるとするなら宇治山田商業と木本と高田。
宇治山田商業:前田、小泉、家城のセンターラインは秋4強に入れなかったなかでは抜けてポテンシャルを持ったチームかなと。攻撃力に関しては上位ではないですが、三重県の場合ここがしっかりしていれば一気に駆け上がっていくこともあるので、非常に不気味な存在かなと。弱いところにはとにかく強く、強いチームにはとにかく弱いところを克服できるようなゲームを春に見せてくれたら。
木本:イチオシの久保がいるというのもありますが、やはり「東紀州から甲子園へ」の希望を背負った最後のチームになるのかなと。特に尾鷲・熊野地区は少子化が著しく、これまで県内の軟式野球で強豪と言われた熊野の有馬中学校ですらも合同チームを組んでいると聞きます。部員13人の中であれだけ振れる打線は非常に魅力的ですが、全体的に線が細いのでパワーピッチャーを相手にすると封じ込まれてしまう部分を春に克服してほしいところ。榎本・西も2年秋時点では充分な力を持っていますが、一冬超えてさらに上積みできるかどうか。
高田:高田は今日追記しました。正直夏に頂点に立てる可能性のあるチームかというと、かなり厳しくベスト8付近というのが正直なところです。しかし、どこの優勝候補もマークする中山の存在がやはり大きい。秋の大会は故障で投げられませんでしたが、ここにきて復活。最速146キロの力のある真っすぐを武器に春の選抜に出場した東邦から5回1失点10奪三振だけでなく、チームが6-5で勝ったということでこれは見に行ってみないとなと。トーナメントで考えると駆け上がるのは難しいかもしれませんが、一発勝負で当たるとなると優勝候補にとっては非常に怖い存在になるのではないでしょうか。

長々と書きましたが、読んでもらってありがとうございます。
春の大会でも選手たちの成長した姿を見ることができたら!それでは!


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