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超巨大宇宙艦隊?宇宙発電施設「ダイソン球」らしき形跡を持つ60の天体が新たに発見される

COBRAの2024年6月17日の記事「Situation Update」で紹介された記事「Scientists spot 60 stars that appear to show signs of gigantic alien power plants」を翻訳しました。

※翻訳がお気に召しましたら、記事下部からサポートをお願い致します。

”ダイソン球に関する一部情報開示が主要メディアで開始されました。”

元記事

By MATTHEW PHELAN SENIOR SCIENCE REPORTER FOR DAILYMAIL.COM
PUBLISHED: 00:33 BST, 17 May 2024 | UPDATED: 11:51 BST, 17 May 2024

「ダイソン球」とは

星一個分が生み出すエネルギーをまるごと利用する方法を、ダイソン球といいます。1960年に理論物理学者フリーマン・ダイソンが提唱した説によれば、惑星を取り囲む人工衛星、あるいは宇宙船の群れを作り、効率的にエネルギーを集めることができるというものです。そのような巨大構造体が実在したら地表面に膨大な量の赤外線が放出されているのを検知できるはずですが、現在のところ、そのような兆候は見られません。もちろん、宇宙のどこかに高度な文明があるとして、それが地球人にとって「どのように見えるか」を知ることは困難です。しかし、彼らが存在するとしたら、どのように宇宙的大容量のエネルギーを扱っているかを知っておくのもまた大事です。宇宙の68%を占めるというダークエネルギー(正体不明の力)がこの宇宙を膨張させていると言いますが、1000億年後に宇宙がダークエネルギーでいっぱいになり、その先も文明を持続させたいのなら、ダイソン球で星々を囲うことでエネルギー供給ができるようになっておくことが条件となるかもしれません。

宇宙人の超巨大発電施設?

最近、「人工ニューラルネットワーク」のアルゴリズム(AIの一種)の発達により、太陽系内の500万以上の天体の調査が進み、そのうち宇宙知的生命体によるものとされる巨大発電場で取り囲まれた星が、なんと60個も見つかったのです

調査された星々のうち。太陽の大きさの60%〜8%のいわゆるM型矮星のうち7つの星が、基準以上の高い赤外線を放っていることが記録されました。我々の宇宙科学では説明ができない現象です。

理論物理学者フリーマン・ダイソンが1960年に提唱して以来、ダイソン球が実現するとしたら、それは高度に文明を発達させた地球外生命体と考えられてきました。

これだけ大規模な電力供給施設なら、当然それが放射する熱エネルギーも凄まじいものになるはずです。よって、不自然な熱放射をしている天体を探すことでダイソン球が見つかるかもしれません。

天体物理学者や惑星科学者にとって、ダイソン球こそが地球外知的生命体が存在する証(テクノシグネチャー)です。ダイソン球が実在するとしたら、数光年離れた場所であっても、二酸化窒素ガスの大量排出や、フロンガスなどの人工的環境汚染の形跡が見つけられると予想されています。

そこでスウェーデンのウプサラ大学のマティアス・スアゾとイタリアの国際高等研究大学院のギャビー・コンタルドが率いる天文学者チームは、「ダイソン球」の実在性を明らかにするため、最新の技術を駆使して赤外線データの捜索を開始しました。欧州宇宙機関のガイア衛星、広視野赤外線サーベイエクスプローラー(WISE)宇宙望遠鏡、さらに地上赤外線望遠鏡調査MASS2で得られたデータを照合した結果、いくつかの赤外線過剰放射現象が見つかったのです。

まだ宇宙人の建造物と確定したわけではありません。しかし、これがダイソン球だとしたら大発見です。

ダイソン球がある可能性を示す星々

スウェーデンのスアゾ博士によると、地球から900光年以内にある7つの赤色矮星が基準値の60倍にもなる大量の赤外線熱を放出しているということです。それら赤色矮星ごとに、赤外線熱と可視光の測定比を解析するとともに、どれだけの放射線が遮断されているのかを調査しました。ダイソン球のエネルギー収集を仮定しての計算です。結果、それら7つの天体の生み出すはずのエネルギーの3〜16%が遮断されていると判断されました。

スアゾ博士のチームによると「(ダイソン球の一般的なイメージと異なり)惑星をすっぽり覆うようなものではない」ということです。ダイソン「球」というよりは、ダイソン「群」と言えるかもしれません。あるいは、今回見つかったのはダイソン球の変種なのかもしれません。

さらには、これらはエネルギー収集を目的とした「宇宙艦隊」と呼べるような飛行体の群れなのかもしれません。

研究チームは「この不可解な現象を解き明かすためには、更なる分析が必要です」と今月、王立天文学会の月刊誌で語りました。


ダイソン「球」でなくダイソン「群」か


ダイソン群の予想図。
人工衛星もしくは宇宙艦隊の群れである可能性も新たに示唆された。

イタリアのコンタルド博士のチームは幅広いアプローチでダイソン球を発見できるよう、様々な機械学習コンピュータモデルを利用し、スアゾ・チームよりも広範囲(6,500光年)を調べ上げ、不可解な赤外線放射を起こしている天体を新たに53個特定しました。

「いくつかはまだ若い星のように見える」として確認されたこれらの天体は、形成途中の新しい太陽系である可能性もあります。

コンタルド博士も認めるように、「今回の発見は興味深いものですが、これらがダイソン球と確定するにはまだ至っていません」

スアゾ博士は今後、光学分光法を使うことで、形成途中の若い星々と形成済みの星々とを分け、解析を進めていくと述べています。

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