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[アニメ]『進撃の巨人』最終回

 『進撃の巨人』の最終回を見た。映画『シンドラーのリスト』の直球のオマージュがあった。虐殺される人々がモノクロで描かれる中、泣きながら運ばれる赤ん坊だけがぽつんと赤い。
 「イェーガー」というドイツ語の名を持つ、壁に囲まれた街で育った少年の話。漫画を始めた時も、アニメの演出を決める時も、こんな世界情勢の中で放送されるとは知る由もなかっただろう。
 エレンとアルミンの場面は原作と台詞が変わっていた。これで良かったと思う。

 世界観を壊しそうな雑なコラボやギャグに、逆に強い意志を感じる作品だった。これはフィクションです。ヒロイズムに酔っては駄目なんだ。
 「当コンテンツは、これにて終了となります。」
 誠実な作家だと思う。お疲れ様でした。





細く長く続けて、いつか作品をまとめられたらいいなと思っています。 応援していただけたら嬉しいです。