虎に翼でモヤモヤすること
とりとめないドラマ感想雑感です。
NHK朝ドラ「虎に翼」は、実在弁護士がテーマとのことで
開始前から楽しみにしてました!
上司役が塚地さんだと知って
「塚地弁護士の元で主役がスリリングに事件裁判を…!
サスペンスみたいで面白そう!」という妄想は間違ってましたがw
やっぱり期待どおりですごく夢中です。
私自身は「自分が女だからこんな目に…」「女ってだけで不利益を…」
みたいな壁を感じたことはなくて、なので「女性社会進出を!」と
声高に言いすぎるとかえって反発くらうんじゃないかとか
男と女の辛さは種類が違うだけで、女のほうが辛いと主張しすぎるのも
どうかなとか、ふわーっと考えてます。
まあただ「プロジェクトX」を見ていると、活躍してるのが男性ばかりで
男性は仕事でバリバリ前線に出られることが「当然」で、
それが当たり前すぎて疑問にも思わないんだろうなと感じました。
(でもこの番組も好きです)
まずOPの淡いアニメーションと主題歌が素敵!
あのアニメーションに浸っていたいのに、最後に一瞬実写の女性達に
切り替わるのが不満です。あのダンスはアニメだからこそ
成立する空気感なのに、急にリアルになられると白ける。
ずっとあのアニメーションに浸っていたいのに。
初登場の頃、ソツなく打算でちゃっかり結婚という
花江(とその口調)が苦手でしたが、疎外感を感じて
涙してしまう花江を見て、一気に好きになりました。
無力感とか焦燥感とか、ああ心細いよなあって。
出会った頃の、敵意むきだしのよねさんに対して
「すごい苦労してきたよねさんに対して、寛容の心まで
求めるのは酷だと思う」というネット感想を見て、
ああそういう考え方もあるのかと納得しました。
たしかに、余裕もなく世界を敵視してるような人に
「お互い分かりあおうよ」と寛容さまで求めるのも乱暴だよなあと。
ハイキングできゃっきゃしたり、お父さん裁判でみんな
一丸となって戦ったり…あの頃は楽しかった。
ご婦人、殿方、ごきげんようという言葉が新鮮で
真似したくなったり、優三さんマジ優しくかっこええし。
最近は「苦い…」という展開多いですね。
男子達は「生きててよかった!!」と抱き合って超笑顔だというのに
女子達はギスギス…せっかく生きて再会できたのに!
(梅子さんならあの包容力でふわっと空気を変えてくれるはず…)
ヒャンちゃんがなあ…なんであそこまで寅と距離置くんだろう。
寅は過去の名前を言いふらすような人じゃないのに。
過去を知る人達はまとめて全員拒否なんだろうか。
あとやっぱりよねさんが…うーん。大好きだけど…
寅に対して裏切り・失望・頼ってもらえなかった辛さが
深いんだろうけど、「生きて再会できた」ってものすごいことなのに。
轟相手には優しく頼もしく接することできるのになあ。
寅に対して、被害者意識が強すぎるのか?
好きすぎるがゆえに何年も引きずっているのか?
それとも嫉妬、劣等感か?
(よねさんはそんな狭い器の人じゃないと思いたい。私と違って。)
戦争孤児達に信頼されてるのはよねさんが「過酷さ」を経験した
同士だからだと思うんです。だから孤児に言葉が届くんだと思う。
それはよねさんにしかできない財産。
ただ「どうせ役人達は~」という言葉が気になった。
10代とか未成年が世を拗ねて吐き捨てるセリフなら分かるんです。
でも、よねさんはもう「社会を変えられる大人」の側。
どうせ~と皮肉るのなら、その世を変える方法を調べたり
動く側にならないと…弁護士資格をまだ取得できていない自分への
怒り・焦燥感かもしれないけど。
ちょっとそこが、子供っぽいというか停滞してるなって感じました。
もっと器の大きい人だと思うんだけどな。
寅はいつのまにか裁判官になって社会を変える力を得ていて、ひきかえ
己はまだ何者にもなれていない焦り・悔しさがあるのかなあ。
寅がやったことって「逃げ」ではないと思うんだけどな。
よねさんっていつか大きく変化して、
(以前きつく責めたてた)花江のような「戦えない女性」にも
優しくできる人になるはずだと思うんだけどなー。
私は自分が嫉妬深い小さい人間だと自覚してます。
でもよねさんはそうじゃないはず…
でも最近の「とにかく刃を向けてくる」ハリネズミモードがなあ…
ちょっとしんどい。さすがに面倒。
女子特有のめんどくささが…うーん。
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