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第5回:名刺制作(2020/6/8-9)

連続投稿で申し訳ないです。今回は名刺制作の授業でした。今まで名刺を作ったことがなかったので、なかなか苦戦しました。

今週のクロッキー

本題に入る前に今週のクロッキーです。
まず、1組目。左10分、右は3分で描いています。今回は3B〜4Bの鉛筆で描いてみました。

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前回は久しぶりで描き慣れなかったですが、少しずつ勘が戻って来ている気がします。10分の方はある程度バランスが取れました。

3分の方ではシンプルな線を引くことと体と体の空間正しく取ることを意識しました。見返すと3分の方は上半身が長く、お尻の接地面が少なくなっています。全体のバランスも崩れ、左よりもやや起き上がって見えますね。左足のふくらはぎのラインもややえぐれています。

逆に上手くいったかなと思う点は靴の角度です。元々靴を描くのが苦手だったので、パースを考えて靴の接地感を出すのが苦手なのですが、今回は違和感ないと思います。

2組目。左5分、右は2分で描いています。

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椅子に座っているポーズなのですが、両方右足が下がり気味なところ以外、大まかなバランスは取れているかと思います。

こちらは5分の方より2分の方が座っている感、脱力感がよく出ていて意外でした。5分の方は上半身が長く、腰の位置がおかしいです。2分の方では全体のバランスを見てラインをざっくり取っていくのでパーツずれが起きにくいのかなと感じました。

前回は2B、美術予備校時代は6Bを使っていたのですが、個人的に柔らかい鉛筆の方が長いストロークで描きやすいです。芯が柔らかいので紙の引っ掛かりが少なく、描き心地が良いのかなと思いました。これから色々な画材でクロッキーに挑戦していきたいです。


名刺制作

ここから名刺作成に入っていきます。作成条件がこちら。

名刺サイズ:90×55mm(縦でも横でも可)
オリジナルのイラストを使って自己紹介用の名刺を作る。

ルール1:4色を使った配色でイラストを表現すること
ルール2:配色に意図を持って取り組むこと
ルール3:文字情報を入れるスペースを考えること
ルール4:パターンは最多で3つまで
ルール5:デザインは片面のみ

いくつか案を出して方向性を決めていきます。今回は肩書きごとに雰囲気を変えることをテーマに制作しました。使用している情報はニックネームとnoteのリンク以外ダミーですのでご注意ください。

グッズデザイナー用の名刺

ここで使うのは下のオリジナルキャラクターです。ナチュラというキャラクターでグッズ制作の時に使用したキャラクターでもあります。UFOで地球にやって来た未確認生命体という設定なのですが、周りからはよくクラゲとかタコとか言われていました。シンプルかわいいをテーマに作っていて、かなりお気に入りです。
グッズデザイナーの場合代表作なキャラクターを使用した方がその人らしさが出るかと思います。

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さて、このキャラクターをモチーフにしていくつかのラフを作ります。ラフの中からパッと見た時の印象が強い図案を選びました。

出来上がったのがこちら。

4色名刺仮置き_表

図案はヌッと出てくる海坊主感を出しました。目力が強めなので真ん中あたりに配置したいと思ったのですが、名前と肩書きの位置にも困り、このような配置になりました。目立たせたいところが2つになった結果、名前と目の強さがぶつかり合ってしまったなと反省しています。

色はナチュラの基本色である青緑をメインカラー、元キャラの目の色である紫、補助色の黄色を使い3色配色+白を意識して作りました。グッズデザイナーの名刺でビジネス感を出してもあまり面白くないので、キャラクターの特徴と同じくシンプルかつポップな配色にしています。

元の画像と同じ青緑を使うと沈んだ大人しい印象の画面になってしまうので、メインカラーの青緑は彩度を高くしています。また体の中身を塗りつぶすのではなく、白+カラー線にすることですっきりとした印象になりました。背景色の黄色の彩度がかなり高めなので自然と大きな丸みを感じるラインが浮かび上がってくるというイメージです。

残念だったのは、名前で使用している紫が浮いているところです。青緑と黄色の彩度が高いために、紫が負けてしまったなと感じます。


イラストレーター用の名刺

次にイラストレータ用の名刺です。ここで使うのはミツユビナマケモノのキャラクターです。可愛くてゆるっとしたシンプルなイラストを描くことをアピールするために採用しました。

4色名刺-03

はじめはナマケモノの顔と文字が置いてあるだけのシンプルな構図でしたが、柔らかさや親しみやすさを出すために曲線や腕などの装飾を加えました。フォントは丸々したものと手書き感のあるものを使用しています。

イラストレーターが依頼を受けるためには取っ付きやすさも重要だと思っています。そのため、人の良さや穏やかさを感じるような暖色系の色をメインカラーに使用しました。同系色+無彩色でまとめているため統一感は出ていると思います。

様々な名刺の中からイラストレーターの名刺を探す時、情報の重要度はどんなイラストを描くか>名前と肩書き>連絡先だという考えから目立ち具合を変えています。連絡を取ろうと思う場合は大体その人の絵柄も把握していますよね。

メインイラストの部分は彩度を高く明るめに、縦に持った時に指で隠れそうな部分は彩度・明度を抑えてメインイラストの邪魔にならないようにと考えています。下の部分が全て薄茶だとあまり締まらなかったので、黒っぽい帯を置くことで引き締め効果を狙いました。


まとめ

本当はデザイナー用の名刺も作ろうと思っていたのですが完全に詰まっているので、追加できそうならあとで追加します。

今回は配色がテーマだったのですが、あまり挑戦的な配色にはできなかったです。どうしても名刺=シンプルなものというイメージが先行してしまい、全体的に大人しくなってしまいました。
また、名刺デザインも初めてだったのでセオリーが理解できていないなと実感しました。

最近はデジタル化が進んでいますがまだまだ名刺の重要度は高いので、ある程度練習を重ねてきちんとしたデザインを作れるようにならなければと焦りを感じた回でもありました。デザインと配色って難しいなあ…。

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