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自分で決めた幸せの姿

火曜日の楽しみ、大豆田とわ子と3人の元夫が、終わってしまった。

映画を観た後みたいな、ぎゅーっとした気持ちでいっぱいになった。

最初に断りを入れますが、ドラマの内容をめちゃくちゃそのまま書きます、すみません。汗
忘れたくないので。

いろんな感情詰め合わせの最終回、
やっぱり特に響いたのは、唄ちゃんのエピソードと、マーさんのエピソード。

9話で小鳥遊さんにプロポーズされたとわ子の話を聞いた唄ちゃんの台詞。

住む家もあってさ〜。女としてこれ以上の幸せある?

この台詞が引っ掛かっていた。

そのときの唄ちゃんの思ういちばんの幸せの形。
「女として」の幸せ。

とわ子が小鳥遊さんについていって、そっちの幸せの姿を見せていたら。
唄ちゃんはあのまま西園寺くんに尽くす人生を選んだんじゃないだろうか。

私が高校生のとき、周りにお医者さんを目指す女の子がたくさん居た。
何年もかけて、諦めるしかなかった子を何人も見た。
これが現実だった。
10年以上も前の話だ。この地獄がいまだに続いているという地獄。

エンディングの歌詞の一節。

わたしが自分で決めた幸せの姿


私はこのフレーズにどれだけ救われたか。
この一節のおかげで、今日も胸を張って生きていける。

とわ子と唄ちゃんの距離感に憧れる。
ドラマの話だけど、架空の話だけど、私もいつか娘とあんなふうに恋の話が出来るだろうか。

そして、マーさんの話。

國村真って見たときに、普通に國村隼さんが浮かんだし、國村隼さんみたいな男性が出てくると思った。
まだまだ頭が硬い。


マーさんにお母さんの話を聞いているときのとわ子の顔が、完全にこどもの顔だった。松たか子さんは凄い。


結婚してから、子供を産んでから。

これでよかったのか。こうじゃなかったら。
あのとき、あっちを選んでいたら。
自由になれたら。

時々考えてしまう自分がいる。
ダメなことだと思っていた。母親失格かなぁ、って自分を責めたりする。責めることで、罪が軽くなる気がする。

でも、夫のことも、むすめのことも、今の暮らしも、愛している。矛盾しているけど、ぜんぶ本当で、ぜんぶ私。

マーさんが、私に向かって大丈夫、と言ってくれているような気がして。
頑張る自分も、出来ない自分も、丸ごと引き受けてあげたい。こんな私でもいいか。
あんな風に人を愛せたら、素敵だなぁ。


全体を通して、あったかい気持ちになった最終回。

お父さんとの話も、もっと聞いていたかった。
(お父さんが時効管理課に勤めているとついつい思ってしまう時効ファン)


これが私だし、それがあなたなんだよね。
愛の形はそれぞれ。
Blu-rayも予約したことだし、御守りみたいに心の中に大事にしまっておきたい、大切なドラマでした。


アア〜、それにしても、元夫ズとさらに小鳥遊さんにまで好きになられちゃうとわ子、ウラヤマピー!!!かく言う私も、とわ子の魅力にメロメロでした。


心の中に残る後悔へ大切に何度でも呼びかけつつ、また明日から頑張ろう。

素敵なドラマを、本当にありがとうございました…!!!

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