【サイレントシンギュラリティ】ChatGPT、生成系AIから見えてきたシンギュラリティ
ChatGPTが広く知れ渡ることにより、私たちがAIを日常使いする所まで時代がやってきました。そして、次はChatGPTをはじめとしたLLM(大規模言語モデル)と生成系AIの組合せが躍進しそうです。こうしてAIの民主化、そして世界に占める役割が増えることによりシンギュラリティの可能性が見えてきましたので、今回はそこについて語りたいと思います。
■AIの日常使い
ChatGPTがOpen AIから発信され、多くの人々が触る機会が増えてきました。検索よりもはっきりと答えてくれるため、「ググる」の次の時代に進もうとしています(ggrksの終焉?)。
様々なAI関連企業、そして一般企業にも広がり、様々なLLMが組み込まれたサービスが出てきました。「AIの民主化」を私も長く推進してきましたが、「AIの日常使い」という次のフェーズに移っていったと感じます。
■LLMと生成系AIが融け合うセカイ
LLMによってAIの日常使いが広まり、AIと会話する機会が増えてきています。LLMが注目を集める裏で、昨年から続く生成系AIも進化しています。
画像生成AIは、プロンプト(呪文)を与えることにより、より高クオリティな人物画像を生み出し、その人物は喋って微笑んでくれるようになってきました。音楽生成AIは無限にBGMを生み出してくれます。
そして、次はLLMと生成系AIが融け合うセカイが近づいています。
私たちの会話から、AIが自然言語理解して、LLMから様々な種類の回答テキストが生成されます。その回答テキストをインプットとして、回答に応じた画像や音楽をAIが生成します。つまり、私たちはAIに喋りかけるだけで、文章、画像、音楽…様々なコンテンツが生み出されるのです。
これがシームレスに行われるような、AIの組合せによるサービスを、間も無く私たちは享受することができるでしょう。AIが日常に融け込む日々がやってきます。
■見えてきたシンギュラリティの可能性
AIがここまで日常に融け込んでくると、いよいよシンギュラリティかと考えたくなります。それについては、まだブレイクスルーが必要ではないかという意見が主流です。そんな中、私はシンギュラリティへのブレイクスルーのポイントを考えました。
先に述べたLLMと生成系AIの融け合うセカイでは、LLMと生成系AIという2つ(複数)のAIがシームレスに繋がることで、人間との会話から様々なAIの生成するサービスを受ける事ができます。これらのAI間をシームレスに繋ぐものはテキストでした。
これは、人間の意思とは何か?テキスト(言語)で表せるものこそ、理解したものではないかという考えと合っています。では、AIは意思を持つことが難しいと論じられ中、より言語的な進化で意思を持つようになるのでしょうか。
私は、AIは意思を持たずに、このテキスト(言語)によるAI間のやり取りが、テキストを介さない、AI同士に最適化されたもの(おそらくベクトル)に進化するのではないかと考えます。そうすることで、より早く、正確に、最適な答えをAIは生み出す事ができるでしょう。
■まとめ
私たちはAIに喋りかけることにより、様々な答え、サービスを得る方ができるようになります。それは今はテキスト(言語)を介して、複数のAIが組み合わさって可能となります。これが進化し、人間の意思を超えて、AIにしか理解できない言語のようなものでAI間が融け合うセカイがやってくると私は考えます。
これがサイレントシンギュラリティのはじまりとなる、そんなセカイに向かっていると私は可能性を感じています。
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