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【番付】Metaverse vs Web3 頂上決戦2022年6月場所

メタバース界隈とNFT界隈の争いが起こっている中、一石を投じる(火に油を注ぐ?)べく、対戦番付を作りました。これでお互いが全然違う話をしていること整理し、少し未来に手を取り合えれば思います。
停滞する日本経済をイノベーションするため、AI、IT技術をフル活用して新しい少し未来を作りましょう!

■横綱 メタバース 対 Web3

横綱は両軍総大将の世界観対決。メタバース vs  Web3。
極めて概念的であり、まだ定義も決まっていないため、お互いがお互いを侵食し、最終的にはどちらかのワードに統一される可能性があります。

・メタバースは、今は仮想世界でのアバター体験が注目されていますが、将来的には、今のWEBで出来ている事がバーチャルで出来るようになります。さらにリアルでできている事もほぼ出来るようになり、半分以上がバーチャルで暮らすところとなるでしょう。リアル空間→ウェブ空間→仮想空間とまさにWEBの次の姿という意味で、WEB3.0的な意味をなすでしょう。
ユーザー起点で世界が出来上がっているため、いかにユーザー数が増えるか、利用する時間が増えるかが覇権を取るポイントとなります。

・Web3はWEBの次の姿。そう言った意味で、メタバースもその一部という意見も見受けられます。しかし、主体的な概念としては、中央集権に対する分散型ウェブとして語られており、必ずしもメタバースとは一致しない。
非中央型社会がどこまで広がるかが、現在のWeb3という意味でのポイントとなります。また一面として、NFTアートのような経済起点て世界が広がっている事もあります。非中央型ウェブと、ウェブ経済の発達の2面を同じで語るのか、片方が消えるのかが、Web3の戦略を見る上で重要となるでしょう。

■大関 VR 対 NFT

大関は両軍の具体的な主体対決。VR vs NFT。
どちらも現在利用されている主体であり、全く違うものである事がわかるでしょう。

・VRは、メタバースの様々な定義議論の中でも、ほぼ間違いなく入ってくる要素です。仮想空間のワールドがあり、人はアバターとなり活動する。近年のハード、ソフトの進化からメタバースブームを生んでいます。

・NFTは、Web3よりも前のバズワードであり、現在の実力(知名度)はNFTの方が上かも知れません。 Web3の一部として語られますが、ブロックチェーン技術で成り立つという共通点はありますが、分散型世界である必要はないです。Openseaのようなプラットフォーム上に乗っているケースもあります。

■関脇 Unity, Unreal Engine 対 ブロックチェーン

関脇は両軍の技術要素対決。ゲームエンジンであるUnity, Unreal Engine vs ブロックチェーン。

・Unity, Unreal Engineは3Dゲームを作るためのゲームエンジン。ゲームに限らず、メタバースの3D空間を作成する上でもよく使われる技術です。そもそもUnity対Unreal Engineという構図もあり、一枚岩ではないのだが、バーチャル化する世界で注目の技術であることは間違いないです。

・ブロックチェーンは、簡単な説明は難しいのですが、分散型でデータを記録する仕組みです。NFTでは取引情報がブロックチェーン上に記録されるので、誰もが見ることができ、オープンで改竄困難と言われています。Web3の分散型でオープンなピッピハッピな世界を作る上で欠かせない技術となります。

■小結 仮想空間、ゲーム 対 仮想通貨、アート

小結は主な仕様用途仮想空間、ゲーム vs 仮想通貨、アート。

・仮想空間でアバターを用いて過ごすことが、メタバースの仕様用途です。SNS的な使い方や、コミュニケーションを取るために使われています。注目されているのはゲーム分野であり、Fortniteやあつ森がメタバースと化する考えや、ソニーもPS VRへの力を入れそうです。また、バーチャルワークプレイスのようにビジネス面へも広がっています。

・仮想通貨がWeb3、NFTの基幹にあり、イーサリウム、ソラナ等の仮想通貨ベースでブロックチェーンに情報が書き込まれています。また、NFTアートがはじめにバズったため、どうしても投資・投機の色合いが強く見えてしまいます。最近はコミュニティ参加証のようなNFTの使い方も模索されており、より体験価値へとシフトしていくでしょう。

■前頭 AINPC,マルチバース 対 DAO,Play to Earn

前頭は両軍のこれから広まるであろう要素です。バズワード候補とも言えるでしょう。

・AI NPCは、メタバースで人間の入るアバターでなく、AIで動くキャラクターです。私は「ドラえもん」もここで誕生する可能性を感じており、AIエージェントのような役割になると考えています。また、ヒューマンハックのような考え方も顕在化していくでしょう。
マルチバースは、メタバースが複数立ち上がり、自由に行き来、使い分けが出来る世界を指しています。概念的にはWeb3に近づいており、相互運用性(インターオペラビリティ)のような課題があります。相互運用性はNFTのブロックチェーン間の課題でもあります。

・DAOは分散型自立組織を表しており、ブロックチェーンのスマートコントラクトや、トークンといった技術要素で、Web3の理念である分散型を組織として具現化しようとしています。
Play to Earnは、ゲーム等で遊びながら、仮想通貨を稼げるような概念です。まだ発展途上であり中には投機ですらなくネズミ講のようなものもあります。新しい経済圏へのチャレンジが色々と試みられている状態です。


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