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My Favorite Christmas Songs

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クリスマスソング収集を趣味とする私のお気に入りを紹介します。 各記事にはSpotifyその他へのリンクつき。 クリスマス気分に浸っていただければさいわいです。
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#讃美歌

Noelが選ぶNoelに聴きたい珠玉のNoelたち

とうとうイヴです。Christmas Eve。 ”eve”は前日を意味するわけじゃなくて、eveningの略。つまり夕方。 クリスマスは夕方から始まるんです。 というわけで、Very Merry Christmas!! さて、私の名前Noelは、クリスマスそのものだけでなく、クリスマスソングを意味する言葉でもあります。 これまでたくさんのクリスマスソングを紹介してきましたが、今宵が最後。 今回は「Noelが選ぶNoelに聴きたいNoelたち」と題して、これまでに紹介できなか

The First Noel

今宵は一年でいちばん長い夜。 そんな冬の夜に産声を上げた私は、またひとつ歳を重ねてしまいました。 Noel(Noël)は、誕生を意味するラテン語natalisに由来し、今ではクリスマスを表す単語として使われていますが、私の名前は、太陽の誕生日(生まれ変わる日)、冬至にちなんでいます。 イエスさまの誕生日が12月25日なのは、4世紀に教皇がそう宣言したから。 個人的には何故25日なんだと思わなくもないですが、当時の西ローマの暦では25日が冬至だったようですから仕方がありません。

Hark! The Herald Angels Sing

讃美歌『天には栄え(あめにはさかえ)』。天使たちが”Glory to the newborn King!”と歌うのを聴きなさい、と呼びかける歌。 newborn Kingというのが誰のことかはおわかりですね。 ジャズピアニスト、デイヴィッドさんの演奏と、アカシアさんの歌声でどうぞ。 雪景色を眺めながら、カフェでのんびり聴きたい感じ。

Angels We Have Heard on High

Gloria in excelsis Deo 讃美歌『荒野の果てに(あらののはてに)』。 タイトルはご存じなくても、このラテン語のフレーズは聴いたことがおありでしょう。 長い歳月多くの人々に歌い継がれてきた正統派のクリスマスソングですが、米国🇺🇸の歌手サラ・リーヴスさんが歌うこちらは、Gloria in excelsis Deoの後に、”Glory, glory, Glory in the highest”というオリジナルのフレーズが。こういう独自色(?)を見つけるのもクリ

Joy to the World

クリスマスソングの定番の多くは、元を辿ればキリストの誕生にまつわる讃美歌で、クリスマスキャロルと呼ばれています。讃美歌と聞くとしんみりしちゃうかもしれませんが、クリスマスソングは誰がどう歌うか聴き比べるのが楽しみのひとつ。厳かに歌うもよし、明るく楽しく盛り上げるもよし。 『もろびとこぞりて』のタイトルで知られるこの曲、シアトルのデュオ、ハンサム&グレティル版が最近のお気に入り。真面目かつ穏やかながら、聴いたこともない旋律を盛り込む遊び心も。 もっと陽気なのがお望みなら、マライ

再生

God Rest Ye Merry Gentlemen / Annie Lennox

讃美歌『世の人忘るな』。 忘れるも何も、日本じゃこの曲、聴いたことがあっても、タイトルをきちんと認識している人は少ないんじゃないでしょうか。 英国🇬🇧ではキリストの到来を告げる、代表的なクリスマスキャロルのひとつで、この曲を聴くなら、元ユーリズミックスのヴォーカリスト、アニー・レノックスさんの歌声を忘れてはいけません。 MVのトラッドかつアンティークな味わいが絶妙で、毎年この時季になると欠かさず観ちゃいます。