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ルース・ベイダー・ギンズバーグの映画

日常的にあまり名前を聞くこともないかもしれないのですが・・・去年アメリカの最高裁で中絶禁止の判決が出たことを驚いたかたは多いのではないでしょうか。

偉大な法律家であり最高裁判事のルース・ベイダー・ギンズバーグ、彼女があと1年生き長らえてくれていたら、アメリカのこの愚かな衰退は決してもたらされなかったように思います。

日本のメディアがどの程度掘り下げて報道したのかよくわからないのですが、元々ルース・ベイダー・ギンズバーグの存在を知らなかった人には、トランプがなにをしたのかよくわからないかもしれません。

今さらではあるのですが、ルース・ベイダー・ギンズバーグについての映画2本の紹介です。

海外の映画ってほぼ全て「なんでこんな邦題にしてしまうん・・・?」と思うのですが、これも例外ではないですね。
なぜ元のままではいけないのか謎ですが、こんな題名でも映画は素晴らしいので是非観てほしいです。

自分の場合は日本の女性の地位が非常に低いことは肌で感じるレベルで日々実感して生活していますが、国の「当たり前」という押し付けの前に「これが普通」と洗脳されたり諦めたりしている女性も多いのではないかと思います。

女性だけの話ではなく、妻を亡くした男性が未亡人に認められている手当を受ける権利がなかったことや、そもそも保守派の男性の正義がなんだったのか、そういった衝撃的なことが次々と出てくるので、性による差別が多岐にわたって被害を及ぼしている描写が丁寧でよかったです。

この映画を観たあとだとドキュメンタリーも観やすいと思うのですが、もうひとつの映画がこちらです。

いや「最強の85才」って付ける必要あった・・・?
こちらは今AmazonのPrimeVideoで無料です。
本当にお美しいですね(ため息)。
若い頃の写真もたくさん出てきますが、時間って美しさを裏切らないんだなぁと感心します。

元々どんなことをしてきた人なのかという予備知識があったので、ご本人の美しさやセンスにも注目する余裕があってそのあたりもとても興味深く観ることができました。
センスって知性ですね・・・。

日本の女性の地位がどんなに低いかということを気付くきっかけにもなるかもしれないし、夏休みにご家族で観て意見交換するのも良いかもしれませんね。

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