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私と香港をつなぐ寸景。

ろくに英語も広東語も話せぬまま憧れの香港へ。「初めての海外1人旅 2泊3日の旅」に今年の夏、挑戦した。
旅慣れた最終日の朝食は、暇そうな店主のいる店で済ませた。彼は、英語で私の好きな映画の話をしてくれたが私は意味が掴めない。「本当に1人で香港へ?」と驚かれ「はい!」と元気よく私が答えると「信じられない。」という顔をしていた。「今日、私、日本に帰る。」となんとか英語で説明し、会計の際は「ンゴイ。」と広東語でお礼を言ってみた。
店主は驚きつつ、笑顔で「アリガトウ!」と日本語で返してくれた。広東語を使うと香港の人に喜ばれるらしい。発音だけは徹底して練習してきたが同じ言語を共有し合える楽しさにやっと気づいた。
店を出て、街の写真を撮っていると店主が外に出て、笑顔で手を振ってくれた。この旅の寸景は私にとって非日常だ。香港人の彼の中ではよくある日常だろうか。また新しい言葉を勉強して、香港に行こうと思う。

#旅する日本語
#寸景
#エッセイ

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