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鋭気森田

仕事から帰り…コーヒーを飲み…気ままに炊飯器のスイッチを入れ…外は暗くて…世間は連休…さざれ石の…ごとく…って思いました!
暮らしは大雨が降っています。来年の梅雨を先取り。
洗濯物が乾かないのと引き換えに部屋がユーミンの歌のように湿っていきます。


最近は状況はどうでしょうか?といったところならば、変わらず週5のアルバイトなんですが、英気が必要だと感じています。
絶対に必要です、アイドル(V6等)に誓って。

それはつまり、単に疲れている…さざれ石の…という話だけに留まらず、英気が必要なんです。
あとギラギラとした敏感な感覚が必要なんです。
必要と言うかわりかし敏感な感覚を今まで持っていると、自分では思っていました。過剰すぎる己に自責し、なおのことそれでも心地良いほどの感覚を。
それが、年々持っていない気がするんです。
絶対持っていないんです。
そのことにつまり戦慄か?え?
何事にもビシバシ、過剰に反応し「これは何だ?」「今の瞬間が不快(や痛快)だった。その理由は⁉︎」とメガトン姑のように繊細にあくせく追求していた時間がずっとあったんです。今は無いのか?
無くて、そのことにつまり戦慄か、と思います。

心や体がそんなにべらぼうに疲れ切っている感覚は特にないですけんど、何かに蝕まれていっている気だけが膨らみます。
私はそれが凄く、怖い。
怖いのに何の対処もしない。
そんな杉並区の生活(上井草)が更に怖い。
ギラギラと、バシッと!な、区政というか生活の締まりが必要なんです。比例代表ってカンジなんでしょうか。


私は、そうして戦慄しそうになる前に携帯でYouTubeを開いて面白おかしいを観たり、TVを点けて面白コーナーを観たり、だのとします。
賑やかなお笑いや音頭が部屋に流れていれば、いちどきホッとする、、ご飯や酒の友になる、、
でも足りない、、消灯すれば終わりだし、、
ところが、消灯による終了では追いつかないグッドファーザーがいます。


大好きタモリさん、こと森田一義。
いや、大好き森田!
よっ、ウキウキウォッチング山の大将!よっ!

マジ有り得んくらい、私はタモリさんが大好きです。

と、興奮してしまいながら誰よりも好きな訳ではないんですが、もの凄い尊敬と、愛嬌を感じる心が強いです。
タモリさんは、ただのTVショーのウィットな賑やかし、ただのマニアックな倶楽部人ではありません。
常に敏感を怠らない。
好きな理由の1番ひとつです。


ふっとした時、TVでタモリさんを追い、録画し、あの人の動向と発言を一時停止して反芻してみたりする時、
『タモリさんは素敵だナ』
と思わされます。素敵っていいなあ…
タモリさんの素敵さは、その場を楽しみながらも、なあなあでは済ませない(自分のために、また番組のために)ところです。


例えばこないだの、タモリさん無限歩き&無限知識番組こと・ブラタモリにて。
京都の大原という町で。地で発祥したことで有名という、名産の柴漬けを頂くことになります。
タモリさんとアシのアナウンサー(またしてものどかな子)は2人とも漬物大好き!ということで、古い漬け蔵から職人さんが出してくれた、ホヤホヤの柴漬けを贅沢にいただきます。
アナウンサー、美味しい!と感動して、
タモリさんも「雑味がないね!」と絶賛。
するとアナウンサーの子が、
「…これ、ご飯が欲しくなりますね!」
と言いました。
瞬間、場にタモリさんが敏感になる空気が流れそうだなあと思っていると、案の定流れました。
タモリさんは空気を変えた後、眉をひそめてこう言うのです。
「…『ご飯が欲しくなる』って、皆よく言うんだよ。
それさ、ただご飯が好きなんじゃないか?」

やっぱりこういう所がいいなあ。
そう思いました。

気になって、別に怒るわけではないけど、やはり前々からフツフツと思っていたことが起きたから、我慢なく言う。
その鋭さ。鋭い心。
誰が相手でも、気になるから言いたい心。何て可愛くて、信頼できることかしら。
やはりタモリさんが大好きなんです。

その場は、アナウンサーの子が「違いますよー!」となってドタバタ収まりますが、その痛快と平和は他の物で代替が利くでしょうか。
ただのうのうと生活してるだけでは戦慄ってなもんでしょう、え?と思いつつ、改善しない私にはビシバシ刺さります。
必要ではないでしょうか。
ギラギラした英気!そして鋭気!TVでタモリさんを追っているとたまにもらえる。


何だかアルバイトをなあなあとやっていて、不平不満がプンプンとしつつも、仕方ないかと諦め、疲れに身を任せてカニみたいに寝てしまう、そんなことは多いのです。
よくないな!でもよくないからってどうする?
英気を出して、ギラギラと気を配って張っていかないと。
そうしないともう腐った油そば屋のバックヤードみたいになっちゃう。油そば屋の腐ったやつじゃないんだから…ってディスられちゃう。
タモリさんのサングラスから放たれる気になりや機微、すっと出る想いや感情を目にすると、そういった懸念に向き合う気が湧くんですよね。
気を怠るな、という気にズイとなります。
そうして最近もタモさんに鋭気をもらったのでした。最近でなく、毎日もらえたら…その贅沢は柴漬けの如しってね!


タモリさんのように私もよく路地や密林をブラブラしていますが、ただ無闇にブラついて帰ってくるだけなのなら、深く考えれば大損ではないでしょうか。
昨日までのガラクタ(飲み終えた金麦の缶)を処分処分、かつソラミミストの安齋肇さんのようにシャレた服装をしていきたいものです。

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