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【花とゆめ10・11号】守り刀のうた / 結城光流先生・サカノ景子先生【新連載】

あらすじ

妖気の禍を祓う力をもつ「うた」は、真都・刀京の伯爵邸に奉公にあがる。牧原伯爵邸は「おばけやかた」と呼ばれ、邸の主には子どもを化物に差しだしているという噂があることを知る。しかし邸内で行き倒れていた邸の主・麟之助の姿をみて、うたは自分の目で見極めるべく仕えることを決意する。

すきだったところ

・え~!おもしろかった~~!!めちゃくちゃ「ちゃんと」してた、設定も設定のお出しされるタイミングも量も、1話の構成流れも完璧だった 登場人物は魅力的で親しみがわくし、説明が簡潔でさらっとしてるのですごく読みやすかったし、絵はかわいい。なにより主従ものがすきなわたしに刺さる。
・サカノ景子先生の描かれる女の子、とにかくめちゃくちゃかわいくて大好き。最初のうたちゃんめちゃくちゃかわいい。
・訂正、サカノ景子先生の描かれる男の子もめちゃくちゃかわいくていい。おにぎり頬張る麟之助みて好きにならんひとおる?
・マスコットキャラクター・シロがとってもいい~
・麟之助の手が傷だらけなこととか、神隠しのこととか、シロの正体とかうたちゃんのルーツとか、まだぜんぜんわからないこといっぱいあるけどぜんぶがきちんと「伏線」になっていて1話として完璧だった~ 気持ちいい
・なにより1話目がうたと麟之助のふたりだけにきちんとスポットをあてて、「主従」を強調しているのもよかったし、年下の女の子がちゃきちゃき年上の男の世話焼くのだいすきだし、かわいいし、「ぼっちゃん」呼びもめちゃくちゃいいすきだ
・うたちゃんの一人称が「うた」なのもいい
・刀けっきょく出てこんかったけどとりあえず従者、懐刀、的な意味としての登場ではあったんだろうな
・これがめちゃくちゃよかったの、たぶん少女漫画だからなんだろうな まずはふたりの関係性と関係値をきっちりみせる1話目。少年漫画だったらきっと1話目で戦闘に入ってたよね… それだけでこの話が「少女漫画」として、「ふたり」の話を強調してお出しされているのがわかってとてもよかった

もうすこしほしかったところ

・とくにないです。かわいくてよかった
・サカノ景子先生の作品にはよくあるキャラだったのでそういう感じね~!というのがよくもわるくもあった、かも?新しい魅力みたいなのはあんまり…?
・べつにもうすこしほしかったところとかではないのだけど、途中のお茶屋さんからのシロとの会話で「甘くてうまい水だった」の、なんらかの伏線…?と思っています

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