中井家父の教え〜水泳編〜
水泳歴40年、水泳指導歴20年を超える。
なかい予備校グループ代表の中井です。
私の水泳歴は、ベビースイミングから始まり、幼児期は父の夏休み水泳教室、本格的にスイミングスクールに通ったのは小学校1年生の秋でした。
本格的にスイミングスクールに通ったのは、小学校1年生ではありますが、私は父の教えで、幼稚園でクロール25m泳げました。
今回は、スイミングスクールに通っていない幼稚園児を夏休みでクロール25m完泳させた父の教えをお伝えします。
■中井家構成
最初に中井家の家族構成をお伝えします。
私は、小学校教諭の父、小学校教諭の母から生まれました。兄妹はいません。
両親が共働きのため、父方の祖父母と一緒に5人家族で社会人になるまで暮らしていました。
この家族構成を聞くと、さぞかし子育てもきっちりされてきたんでしょうね。
と思われがちですが、『子育てをされた記憶がほとんどない。』と私は思っています。
母も『子育てをした記憶がほとんどない。』と言っています。
父は、『子育てに必要なポイントはおさえてきた』と言っています。
でも、私も母も父がポイントを押さえていたとは思っていませんwww
強いて言えば。
父の子育ては、とにかく運動指導ぐらいかなと思います。あとは、ないですwww
父も母も仕事が本当に忙しくて、というか仕事が趣味ですね。
教員の鏡みたいな人で、定年退職した今も講師なのにも関わらず。
朝5時の電車で学校に出勤してます。
それだけ仕事が好きなので、まあ私の子育ての優先順はかなり低めですwww
■中井家 父の教え~水泳編~
『クロール25m挑戦の夏』
・25m完泳プロジェクト実行にむけての準備
記憶は定かではありませんが、年中または年長の夏に、25m完泳プロジェクトみたいなものが実行されました。
とにかく、このプロジェクトが実施される夏まで、毎年父が夏はプールに連れて行ってたことを少し覚えています。
子供の頃の写真がほぼない家にも関わらず、幼児期のプールの写真は数枚残っています。
ということで、水慣れはバッチリの状態(顔付け10秒以上できる、もぐり10秒以上できる、呼吸確保できる、呼吸動作の繰り返しできる、ふし浮きができる、背面浮きができる)で、このプロジェクトが実施されたことになります。
<水泳指導専門家中井より>
水慣れがしっかりできているお子様のクロール25m完泳は体力さえあれば1日2日で達成はできます。
泳がなくてもいいので乳児~幼児にかけて両親がプールに連れて行ってあげることができれば、小学校の学校水泳で困ることは水の感覚やプール環境が苦手なお子様以外は基本的にはないと思います。
・父の指導方法
この年は、もっぱら近所の25mプールに連れていかれてました。
混みあうこともなく、25mプールと小さい幼児プールのみの楽しくはないプールです。
①まず、ひたすら水中ジャンプ(足が届かないプールで、プールの底に足をつけて跳ぶ、
顔が上がったら一瞬息をして、まだ潜る)をさせ続ける!
<水泳指導専門家中井より>
25m水中ジャンプができたら、25m完泳できると言われています。
②次は犬かき!犬かきでとりあえず前にすすむ練習を続る!
<水泳指導専門家中井より>
犬かきは、スイミングスクールの進級テストでも取り入れてるところもあります。
③最後に手をまわして呼吸はどうでもいいからクロール風で距離を泳ぐ。
父が勝手に決めた今日の課題距離をひたすらこなす!
父は、泳ぎ方については一切言わなかったと思います。
<水泳指導専門家中井より>
自分の動きを考えて修正しながら泳げるのは、選手育成コースにいけるレベルでも難しいです。
あれやこれや言われても、泳ぐ事に必死でそれどころではないのが現実です。
目標が達成できない要因になっているもの1つだけ伝えてあげましょう。
・25mチャレンジ
『明日、25mクロール達成しよう!達成したら水着買ってあげるわ』と両親が言いました。
後にも先にも、達成して物を買ってもらえた事は、これが最後。
『絶対ヒラヒラの水着を買うぞ!』と決めていたのを覚えてます。
チャレンジの日。
この25mクロールが今まで泳いだ中で一番しんどかったと思います。
とにかく藻掻いて藻掻いて25m達成!
やったー!と喜ぶ余裕もなく、そのあとお腹が痛くなりダウン。
そのまま水着を買いに行ったのですが、私は買いにも行けず。車で一人寝ることに。
すぐに水着を買って車にもどってきた両親が手に持っていた水着は、なんと競泳水着でした(泣)ヒラヒラ水着の夢は終わりました。
このブログを書くにあたり、父に聞いたところ。
絶対競泳水着を買うつもりだったと、競泳選手にするつもりだったとのことでした。
■最後に
『中井家 父の教え~水泳編~』いかがでしたでしょうか。スパルタ父ちゃん!と思われたでしょうか(笑)
この『中井家 父の教え~水泳編~』には、実はまだ続きがあります。
父は、私に泳ぎのフォームやキレイさよりも先に、とにかく泳ぐ距離をのばすことを課題にしました。
子供は、いや大人も、キレイに泳げるようになったかどうかは自分ではわかりません。
最初に泳げた!と実感できるは、泳いだ距離です。
自分が泳げたと思うから、また次頑張れるのです。
私は、このことを幼稚園の時に実感しました。
そのため、私の水泳指導は『中井家 父の教え~水泳編~』を受け継ぎ。
『泳げた!』ということを受講者様本人が感じてもらえることを一番に考えています。
これが本当の、『中井家 父の教え~水泳編~』です。