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かしこさラボ

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賢さとは何か、どのようにすればはぐくむことができるのかを探求するためのマガジンです。 賢さの要素を分析して理解し、それを手に入れる実践をとにかく溜めていくところから始めています。…
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#日本

かしこさラボ【導入】~一緒にかしこくなりませんか~

なお、「かしこさラボ」の「導入・分析編」の記事は、できればPCで腰を据えて読むことをオススメします。スマホで読むことを想定した加工は、少しずつ進めていますが、しっかり考えながら読む環境がベストです。 ①なぜ今賢さの探究をするのか 賢く生きたいと思う人はかなり多いだろうし、私もそうだ。 その割に「賢さって何ですか」という問いに対して明確な答えを持っている人は少ない。「論理的な話し方ができる」などと、部分的な回答は出てくるのだが、体系的に説明している書物やサイトに出会うことは

「かしこさ」とは「自己満足を得る力」~思考のパラダイムシフト~

思考のパラダイムシフトは突然訪れる。 * これまで『かしこさラボ』では、「かしこさ」とは何かを探るために、分析編と称して8つの要素を深掘りした後で、統合を図り、 という結論を暫定的に出した。 その後、実践編と称して、様々な話題から、「かしこさ」を育てるための新しい教育に必要な要素を抽出する作業を行っている。 * しかし、正直ピンと来ていない。なので、しばらく『かしこさラボ』の記事の更新を止めて単発記事を書きながら、ネタを寝かせていた。 ピンと来ていない理由は、「

『日本らしさ』を学んでコミュ力を高める②【かしこさラボ:実践編3】

今回は、世界とコミュニケーションをとっていくうえで、特に重要だと考えている2つの「キラーコンテンツ」について扱う。 ①サブカルチャー多くの外国人が日本を知るきっかけとなっている「アニメ・映画・ゲーム」などのサブカルチャーは、日本文化への入り口として充分な役割を果たしている。それどころか、ハリウッド映画など世界の文化に影響を与える存在になっており、かつて北斎らの浮世絵版画がヨーロッパの印象派に影響を与えたように、世界的に見て秀逸なクオリティを持っている証といえる。 日本のサ

『日本らしさ』を学んでコミュ力を高める①【かしこさラボ:実践編2】

外国人とコミュニケーションを行う機会が増えるなか、日本の特徴を聞かれてうまく説明できなかったという経験談はよく聞く。そういった場面で活用できればという趣旨もあるが、「日本の強みや弱点」を理解することで、日本が生き残る活路を見出したいというのが大きい。 日本の良いところを掘り起こしてみたら、「とんでもなく良い国」であることが分かった。これは是非とも守っていかなければならないという思いを強くした。内容が盛りだくさんなので2回に分ける。次回は「日本が生き残るためのキラーコンテンツ

日本が生き残るためのグランドデザインを想定する【改訂版】

日本のグランドデザインを私ごときが描ききれるわけもなく、計画経済を実行したいというわけでもない。ただ、『グランドデザインを想定しながらモデルケースとなる部分最適を作る』ことが人生の大きな目標となりそうだと予感していて、『部分最適のコミュニティ形成とミドルマン育成』が私の役割となるだろう。 * 今後の日本を考える上で鍵となるのが、大都市に集中した人口の動向であろう。現在、大都市に富は集中し、あてにした人が群がる構図となっている。そしてお互いをサービス産業で潤すという形をとっ