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こじるり、お前ってやつは

あなたは こじるり が好きですか?

赤い部屋じゃなくて良かった。
こんばんは、喉笛なるおです。

皆さん、小島瑠璃子さんのことは、好きですか?
小島瑠璃子さんと言えば、きゅるきゅるした可愛い顔、健康的な褐色肌、抜群のプロポーションでグラビア界を席巻し、優れたコメント力と頭脳でバラエティでも大活躍の大人気タレントさん。


例えば『小島瑠璃子さんを知っていますか?』もしくは『小島瑠璃子さんは売れていると思いますか?』と聞かれたとき、『いいえ』と答える人はほとんどいないだろう。


だがしかし、『小島瑠璃子を好きか』と聞かれるとーーーー


これは私の肌感でしかないが、『はい』と『いいえ』の割合がちょうど半分ずつくらいになるのではないだろうかと思う。

では、私はどうなんだと言うと。

正直、私は小島瑠璃子さんのことがあまり好きではない。
いや、ここはあえてハッキリ言おう。
私は小島瑠璃子さんが苦手だ。

いや、苦手だった。

先日の『あちこちオードリー』を見るまでは。



正直、小島瑠璃子が苦手もしくは嫌いだという人は、少なくないと思う。

その理由を雑に紐解くと、多分根幹の根幹にあるのは『妬み・嫉み・僻み』になるのだと思うけど、そんな雑な紐解き方をしたら

「はぁ?僻んでなんかないから。
嫌い=嫉妬みたいな短絡的な考え方しないでよ。じゃあなに?あなたゴキブリ嫌いでしょ?ゴキブリに僻んでるの?ゴキブリになりたいの??」

と早口に罵られるか、

「は?きも」

と一蹴されて二度と口を聞いてもらえなくなるかのどちらかだろう。

そのくらい、こじるりが嫌いな人ーーーいや、主語がでかすぎるな。
これはあくまでも私の感想でしかないから、主語は「私」にしておこう。

そのくらい、私がこじるりを嫌う理由はとても複雑かつ繊細にさまざまな感情が絡み合っているのである。

では、ここからは雑さを一切取り払って、繊細かつ丁寧に、こじるりを嫌ってしまう理由を紐解いていこう。

まずこじるりは、顔が可愛くてスタイルがいい。
だけどそれだけで嫌われるわけではない。

顔が可愛くてスタイルがいいのに好きな女性タレントさんは全然いる。
田中みな実さんだって好きだ。
あんなに可愛くてスタイルがいいのに。
グラビアアイドルの方でも普通に好きな人いる。


ではなぜ、小島瑠璃子さんは嫌いなのか。

それは、サバサバしているぶっているからだ。

色々ありながらも、最大の理由がこれだと思う。
男ウケの良い見た目をしていながら、男に媚びないようなスタンスをとっている。

私は基本的に『共感できるかどうか』で人を判断してしまう性質がある。

同じものを好きだったり、同じものに興味を持っていたり、同じようなことで悩んでいる人のことは、割とすんなりと好きになれる。

さっき挙げた田中みな実さんは、あれだけの美貌を持っていながら、一般庶民である自分が共感できるポイントがいっぱいある。

まず、美容に興味があるということ。
綺麗になりたいと思っていて、努力していること、男性にモテたいと思っていること。
過去に恋愛でしんどい思いもしてきたということ。

こういった一切合切を田中みな実は見せてくれる。
だから好きになってしまう。

一方こじるりは、そういったことを見せてくれない。
あれだけ可愛くて、頭も良いのに、努力してる素振りを見せてくれない。
弱みやダメなところを見せてくれない。

これが、どういう見え方に繋がるかと言うと、
『私はあなたたちとは違いますから』
と、格の違いをまざまざと見せつけられているような気になるのだ。

だから、
なんかスカしててむかつく。とか、
サバサバしてるぶってる。とか、
ウチらと仲良くなる気ないよね。みたいな気持ちが湧いてくる。

あれ、なんか、中学高校でイジメの主犯やってる女子の発言だなこれ。

でも多分、世の中の『可愛い女子がイジメられる』風潮の一端を担ってしまっているのがこの感情なんだろう。

『別に女子ウケなんて気にしてなくても生きていける強さ』
『熱心に美容にこだわらなくても際立つ本物の美しさ』

もうこういったものが腹立たしくて仕方ない。

そしてこれだけでもはらわたが煮え繰り返ってる私に更に火を注ぐのが、世の中のなんも考えてない男子たち。

可愛くてめんどくさくなくて話も合うこじるりを、男子たちは大好きだ。
そんな大好きなこじるりに男子たちは群がる。
そして私に向かってこう言うのだ。

「こじるりはその辺の女子と違ってサバサバしてるし可愛いし、最高だよな。お前も見習えよな。」

はい、こじるり嫌われ定食の完成。

こんなことを言われた日には、もーーーーこじるりのこと嫌いになってしまう。

もちろん、こんなこと言ってくる男子に怒りの矛先を向けるのが正なんですよ。
でもなっかなかそれが出来ないのですよ何故か。

『サバサバしてるぶって男子に媚び売ってモテて、私のこと下に見てるよね。
そんなに男が好きなら男とだけ一緒にいれば?』

ってなっちゃうんですよね!!
なんて醜い感情!!!


1番最初に書いた通り、やっぱり私がこじるりを嫌うのは『妬み、嫉み、僻み』以外のなんでもないんです。

私だって、女子同士で群れなくたって生きていける強い人間になりたかったさ。
アプリで加工しなくたってインスタに自撮り載せられるくらい可愛く生まれたかったさ。
人の評価や顔色を気にせず生きていたかったさ。
目標に向かって直向きに努力できる才能が欲しかったさ。

今の自分が抱えるコンプレックスとか、悩みとか、しんどさとか、そういったものから全て解放されているように見えるのが、こじるりなのです。
だから、妬ましいし、腹が立つ。
お前も私と同じくらいしんどい思いしろ、と、思ってしまう。
だからちょっとしたミスやスキャンダルを見つけては、ここぞとばかりに足を引っ張ってしまいたくなる。

車とかゴルフとかお酒とか、おじさんウケしそうな趣味ばっかり口走って、私と仲良くなる気なんかなくて、案の定社会的に力のある人間や私の好きな男の子と仲良くなって、もう、なんか、とにかくムカつく!!!!

これが、私がこじるりを嫌ってしまう理由の全てだった。


こじるり、お前って奴は。

少し前にあちこちオードリーを見た。
ゲストはお笑いコンビ・ニューヨークと、小島瑠璃子の2組。

そこで初めて知った。

こじるり、お前、私と同い年だったのか。

27歳にして、もうこの群雄割拠の芸能界で天下とって、隠居しようとしてんのか。
ってことは、1番爆裂にテレビ出てた時、あんた一体いくつだったんだい。
20歳そこそこで、あんだけの仕事をこなしてたってのかい。

私が寝坊で仕事遅刻したり、ちょっとしんどいくらいで休んだり、お客さんにクレーム言われて「もう辞めたい」とか言ってたとき、あんたはあんだけの仕事量をこなし、どこの誰かも分からん奴から叩かれ、それでも笑顔で頑張ってたと言うのかい。


こじるり、お前って奴は。


「物欲がない」というニューヨークに対して、お前は言ったね。

「車も欲しいし良い家に住みたいし、ブランドもののバッグも欲しい。自分の働いた金で買いたい。」


これを聞いて、私は思った。


こじるり、お前、もう、信長じゃん。


男っぽいとか、サバサバしてるぶってるとかじゃなく、もう、信長なんじゃん。
戦国の武将なんじゃん。



そうかそうか、つまり君は、そういう奴だったんだね。


群れなくても生きていけるのも、サバサバしてるのも、弱みを見せないのも、共感できることを言わないのも。

もうそもそも、中身が戦国武将だからなんだ。


あーーー勘違いしてたよ。
君が筋骨隆々の髭ゴリマッチョだったら、こんな勘違いはしなかったのに。
なまじっか見た目が可愛いばっかりに。
あーーーー、こじるり、ほんと、お前って奴は。


きっとこれまで君は、こういった勘違いをずっと向けられて生きてきたんだろう。
女子のくせに共感を求めず、群れず、弱みを見せず、男とばっかりつるんで。

ウチらと仲良くする気ないなら、男子とだけいれば?

と言われ、

めんどくせ、じゃあもうそうするわ。

っつって、男子と仲良くして、そしたらそれはそれで

サバサバしてるぶってるくせに、やっぱ男子が好きなんじゃん。男好きw

とか言われて、

あーーーーもうめんどいめんどい。
どうでもいいわ。天下とるわ。

っつって。


そうして色んな気持ち抱えて、1人で戦って、良い仕事したら同じくらい嫌われて、でも陰口になんか目もくれず、天下をとることだけを真っ直ぐ見つめて、直走ってきたのか。

おい、こじるり、お前って奴は。

お前って奴は。


なんっっっって、馬鹿なんだ。


あのねぇ、世の中の人間なんてもっと上手くやってんのよ!!
人に嫌われずに、悪口言われずに、適当に群れてるフリしたり弱み見せてるフリしてもっと上手くやるの!みんな!!

はーーー、もうほんと、勘違いしてたよ。
男を手玉にとってのし上がる稀代の悪女だと思ってたの。

でも、実際はただの不器用戦国武将だったんだね。


こじるり、お前って奴は…


とりあえず、今まで嫌っててごめん。
表層だけを見て、「サバサバぶりっ子」とか「男好き」とか、思っててごめん。
ごめんなさい。


そして世の中の全ての戦国武将系女子のみんな。

頑張れ!!!!
応援してるよ!!!
(もちろんこじるりもね!)


でも意外と、ふとした時にその鎧を脱いでみたら、敵だと思ってた人が味方になってくれる時もあるよ。
仲間を増やすのも、天下をとるための戦略のひとつだしね。
結局『人間味』を見せられた時、人は1番グッときちゃうもんなんだからさ。

こじるり、ほんと、お前って奴はーーー



なんて意地らしくて可愛い人間なんだ。

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