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思いやりサイクル

こんにちは、こんばんは!

最近人生で初めてバーに行って大人な雰囲気と美味しいお酒を呑んでバーにハマりつつあるノディーです!

今回は去年行った沖縄一人旅についての体験や、旅を通して思ったことを書いていきたいと思います!

旅に出るキッカケ

2020年10月前半のある日、先輩に言われた一言で旅に出る決心をした。

TABIPPOという旅を広める活動をしている会社の学生支部に入っている僕は旅に出るきっかけを作るというコンセプトでイベントを企画、運営をしていた。

TABIPPO学生支部ってどんな活動してるん?

と、聞かれると

・あまり旅に興味がない人には旅に興味をもってもらう
・すでに旅が好きという人には旅の良さを深ぼったり、違った目線で旅の良さを伝える

という活動をしています。と答えていた。

先輩もその一人で、質問が来ると僕は上記のような答えを言った。

すると、のだっち(先輩からのあだ名)あんまり旅してないのに旅の良さ伝えれるん?という急所を突かれる逆質問が来た。

間違いない×無限だった。

当たり前のことだが知識や経験が無い人が周りの人に知識や良さを伝えることが出来るわけがない。

逆質問に答えられず5、6秒ほどの沈黙の間があった。

沈黙の間と言っても何かを考えているわけではなく薄っぺらすぎる自分に対しての悲壮感によって言葉が出なかっただけだった。

色々考えたふりをした結果、旅に行ってきます!(笑)と宣言するように言った。

これが旅に出たキッカケだ。

せっかく行くからには精神

旅に行ってきます!と勢いよく宣言したものの、どこに行こうか、どんな旅にしようかなど始めての一人旅についての模索が続いていた。

しかし、唯一決めていたことがあった。

それは、今まで経験したことのない事をやりまくる旅にするという事だった。

自転車旅、野宿、一人居酒屋などなど、、

少し考えて頭に浮かんだことだったが、考えただけで楽しかった。

せっかく旅に出るからにはやりたい事は全部しよう!

そう思い沖縄行きの航空券をポチった。

脱皮

自転車旅を始めて2日目。

とうとう野宿の日がやってきた。

当初野宿スポットと予定していた砂浜まで行くことが出来ず、途方に暮れていた。

予想外の雨、自分の脚力を過大評価していたことによる1日当たりの移動距離の予定ミスが大きな仇となり真っ暗闇の中、自転車をこいでいた。

野宿スポットを探していたことに加えて一日中自転車を漕いだ身体を洗いたく銭湯も探していた。

しかし「沖縄 銭湯」と調べると自転車で行ける範囲内では見つからず半ば諦めていた。

シャワーも浴びれない

野宿スポットも見つからない

ワクワクしていた一人旅序盤の気持ちはジェットコースターのように急降下していた。

どんよりした気持ちで自転車を1時間ほど走らせていると遠くの方に一際目立つ紫色の光が見えてきた。

エニ〇イムフィッ〇ネスだった。

その看板を見た時、僕の頭の中で咄嗟に悪知恵が働いてた。

そこにはシャワールームがある。

30分後、僕の身体はピカピカになっていた。

心は少し汚れたが体が綺麗になった僕はスッキリしていた。

自転車を数分漕いでいると屋根があり、野宿できそうな建物を見つけた。
長距離移動の疲れとシャワーを浴びて温まった事による猛烈な睡魔に襲われていたので

「今日はここで寝よう」

そう心の中で呟いて眠りについた。

とみもりさんちのおにぎり

いつも通り颯爽と自転車を漕いでいた。

この日は坂が多く、僕の身体も自転車もヒーヒー言いながら移動をしていた。

マップに従って移動していると、傾斜が鋭い山道に差しかかった。

「山があったら坂がある」

そう自分に言い聞かし、自転車をひたすら漕いだ。

すると坂道の終盤くらいに相棒の心臓(自転車のチェーン)に違和感を感じるようになってきた。

たまにある不具合だろうと思い違和感を知らないふりしていた。

その矢先、事件は突然起こった。

           ガタッギギギギギギッバンッ!!

下を見るとチェーンがひどく外れていた。

しかもチェーンが外れた場所は山道の真っ只中で自転車を押して歩こうにも当時の僕には急な坂道を上る気力と体力は無かった。

チェーンを直すしかないと思い複雑に絡まったチェーンをいじり数分後無事にチェーンは直った。

チェーンを修復後、僕の手は油で真っ黒になり体力も底をつきかけていた。

手も自転車もメンタルもボロボロになりながら手洗いと少し休憩をさせてくれそうな家を探していると遠くの方の沖縄独特の平家から声が聞こえてきた。

助けを求めて、玄関から顔を覗かせ声をかけてみる。

すると少し怪しげな表情をしたエプロン姿のおばあちゃんと、その娘さんであろうおかあさんが出てきてくれた。

声をかけた経緯などを大まかに話すと2人は優しく迎え入れてくれ、ドロドロになった手を洗わせてくれた後、乾ききった喉を最高に潤してくれるキンキンの麦茶を出してくれた。

そこから僕の出身や今何をしているのかなど20分程度話し、休憩ができたので再度自転車旅を再開することにした。

最後にありがとうございました!と言って去ろうとした時、とみもりさんが家の奥からおにぎりを持ってきてくれた。

ラップに包まれた、三角形のおにぎり。

それは素朴だけど、どこか懐かしさを感じさせてくれる様なおにぎりだった。

単なる手作りおにぎりだったが、それ以上に言葉では言い表せない何か大切で愛が詰まったものを貰えたような気がした。。。

思いやりサイクル

とみもりさんの他にもレンタサイクルのおじさんが地図を無料でくれたり、通りかかったサトウキビ畑にてサトウキビをくれたり、と今回の旅では多くの人から支えられることが多かった。

知らない土地で知らない人から貰った数々の親切な気持ちは、僕の心を温かくしてくれたと同時に、自身も誰かの役に立ちたいという気持ちを生み出す肥料にもなっていた。

親切な気持ちは人から人へと伝染する

人から聞いたり、考えれば分かるような事かもしれないが実際に旅に出てみて始めて腑に落ちた気がした。

同時に普段の日常でも溢れている親切な気持ちにもお返ししていこうと思った。

当たり前のようにご飯を作ってくれている親や、ワガママな僕に付き合ってくれる友人への感謝を忘れないようにしようと旅の経験から学んだ。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。

書き始めてから約3カ月が経っています(2021年2月15日現在)

「あーめっちゃnote書きたい」

その様に思う時にしか書かずにダラダラと書いているといつの間にか3カ月。。。

終盤は旅の記憶を容量が少ない僕の脳みそから何とかして引っ張ってきていました。

でも旅の記憶や感じたことを思い出しながらnoteを書いていると、当時の楽しい思い出が蘇り、noteを終わらしたくないという気持ちが完成までに3ヵ月もかかった理由かもしれません(これって言い訳なのかも、いや言い訳か)

話が右往左往しましたが、まとめると旅もnoteも最高に楽しい!

以上、ノディーでした。

では。


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