約 1年間大学の遠隔授業を経験してみて
私が通う大学は都内にあるため、昨年感染症防止の観点からおよそ9割の授業が遠隔授業に変更された。いわゆるzoomなどを使用したリモート授業と録画動画を視聴するオンデマンド授業の組み合わせだ。
遠隔授業を経験して感じたことが何個かある。今回は遠隔授業のメリットとデメリットの分けて説明する。
まず前提として私の大学では遠隔授業によって大学をほとんど行き来しなくなったのにも関わらず、授業料・施設管理料ともに例年と変わらなかった。その反面、大学のイベントや学科実習などが中止になり座学をPCを通して学ぶだけの機械的な日々を過ごした。
遠隔授業のメリットとしては自宅から通う学生は定期代金が浮き、朝早起きして満員電車に乗らなくて良い。しかし、地方からきた一人暮らしの人にとっては家賃を垂れ流しているに過ぎない。幸い私は実家ぐらしのため、遠隔授業のメリットを充分に感じれた。だがメリットはこのくらいしかないと思う。
デメリットとして1番に挙げられることは、コミュニケーション不足に陥ることだ。いくらzoomで話し合ったとしても、やはり画面越しのせいで相手の温度が伝わらず物足りないと感じた。 1人暮らしの友人は数人ではあるが若干鬱の症状が出てきている人もいる。確かに遠隔授業でずっと家に篭る生活をしたらかなり身体に悪影響が及そうだ。
上記のデメリットは私の過ごす環境での意見だから、正直もっと苦難を強いられている人(新入生、新社会人)や逆に普段と変わらない日常を送っている人(フリーランス、投資家、ニート)もいるだろう。
色々述べてきたが、日本はロックダウンも行なっていない。世界を見渡すと欧州などでかなり長い期間ロックダウンを行なっている。そう考えたらまだまだ恵まれているのではないかと思う。不満を言ったところで何も変わらない。
ダーウィンの名言に「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものではない。それは変化に最も良く対応したものである」と語っている。まさしく今がその時ではないかと感じる。この状況を順応し、新たな考えや行動、価値観を受け入れる姿勢を少しでもいいから持つべきではないか。
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