自家歯牙移植とインプラント治療の違い~成功率を高めるための当院のアプローチ~
みなさん、こんにちは。
2025年12月、東京都杉並区に のだデンタルクリニック 西荻窪院 を開院予定の院長、野田裕亮です。
今回は「自家歯牙移植」と「インプラント治療」の違いについてお話しします。どちらも歯を失った際の選択肢として注目されていますが、それぞれの特徴や当院での移植治療の流れについてご紹介します。
インプラント治療とは?
インプラント治療は、失った歯の代わりに 人工歯根(フィクスチャー) を骨に埋め込む手術です。主な流れは以下の通りです。
骨にドリルで穴を開け、規格化された人工歯根を埋め込む。
骨の状態が悪い場合は、事前に人工骨や自家骨で足場を補強する。
手術は専用のドリルとフィクスチャーを使用し、システム化されているため再現性が高い。
インプラントはシステム化された技術が確立されており、足場となる骨の状態が整っていれば成功率が高いのが特徴です。
自家歯牙移植とは?
一方、自家歯牙移植は、患者様ご自身の健康な歯(ドナー歯)を抜歯し、別の場所に移植する方法です。特徴は以下の通りです。
ドナー歯の形や大きさが個々に異なるため、事前に CT診断 で形態や適合性を確認する必要があります。
ドナー歯の形状に合わせたスペースを骨に作る必要があり、手術は煩雑になります。
抜歯後、速やかに移植する必要があり、高度な技術が求められます。
当院での自家歯牙移植の手順
当院では成功率を高めるため、以下のような慎重な手順を踏んでいます。
レシピエント側の確認とドナー歯の決定
レシピエント(移植先)の状態を確認し、適切なドナー歯を選びます。
事前処置
レシピエントに病巣がある場合は治療を行い、健康な状態を整えます。
治療計画の作成
CT撮影やシミュレーションソフトを用い、正確な手術計画を立てます。
手術前の患者様への説明
シミュレーション結果を基に手術内容を丁寧にご説明します。
移植手術
ドナー歯を速やかに移植し、縫合または接着剤で固定します(固定期間は約4週間)。
術後の処置
固定後に歯の評価を行い、根管治療や被せ物で咬合を回復させます。
自家歯牙移植のメリットと注意点
移植治療では、人工物ではなく患者様自身の歯を使うため、 天然歯の質感や噛み心地 を保てる点が大きなメリットです。ただし、歯根のサイズが大きいため、インプラント治療と比べて骨を削る量が増え、術後の腫れが出やすい傾向があります。
しかし、当院では手術範囲を最小限に抑える工夫を行い、患者様の負担を軽減しています。次回のブログでは、 腫れを抑える方法や成功率を高める秘訣 について詳しくお話しします。
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