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小説

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2024年2月の記事一覧

みちをわたってほしになる。 二人の人が先に上がって行った。 信号が変わったようで大通りを人が一斉に渡り、星空に上がってゆく。 出て、夜の静まった町を歩く。 トタンの看板で大きく書かれたものがある。 空家商家という看板。 雷鳴が聞こえ、雨が降ってくる。 タバコ屋で傘を買おうとする。 うなぎの寝床のような店。置くのガラス障子に紫色の光が明滅している。 呼びかけると、黒縁めがねの爺さんが出てくる。 傘を買いたいというと、貸してくれる。 どうも旅行か何かに行こうとしている。 列車

楽しい話

昔話みたいな雰囲気だけど現代のはなしっていうところがめずらしいかもしれないね。 おれれはたのしく読んだ。  馬と羊と牛とヤギと鳥が近くにいる。牛と羊はいつも違う場所で放牧されている。牛は日本の牛と違ってふつうの目をしている。 こっちはもう夏みたいになってきた。夜8時過ぎてもまだずっと明るいに。 ドイツの冬と春夏はぜんぜんちがうんだ。冬は一面茶色で枯れ草だったのに、今はきれいな緑で草の背丈ぐんぐんのびてきた。 今日は祝日だに。祝日はだいたいキリスト教にちなんだものなんだ。先週