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【推しの子】の今後の展開を予想してみた③(原作ネタバレ有り)
※この記事では【推しの子】の原作第百二十四話までを踏まえ、筆者がまとまらない展開予想を繰り広げます。今回めっちゃ長いです。そして一部読者へのヘイトが含まれますので、閲覧の際はご注意ください。
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──さてさて展開予想もいよいよ大詰めですが、続いてのポイント③ではアクアの双子の妹である星野ルビーにスポットを当てていきたいと思います。
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アクアと同じくアイと(一応まだ恐らくですが)カミキの血を引くルビーは、これまたアクアと同じく前世の記憶を持つ転生者でもあります。ルビーの前世は難病によって12歳という若さでその生涯を終えた“天童寺さりな”という少女でした。
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2コマ目のこのメガネの医師はアクアの前世であるゴローこと“雨宮吾郎”ですね。何を隠そうアクアとルビーは、前世でも研修医と患者という間柄で縁があったんですね。
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…そんなアイが殺されたことにより、二人は対照的な道を歩むこととなります。
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復讐心に囚われるアクアですが、それでもルビーに対してはかなりの過保護(シスコン)で、ルビーもそんなアクアに対して信頼を置いていたのでした。
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そんなルビーなんですが、主にアクアの復讐と活躍が描かれる物語の中盤くらいまでは本筋に絡んでくることが少なく、少し影が薄い存在でした。(ルビーは事件のことを忘れて前を向けるようにと、アクアが裏で手を回していたからというのもあります。この物語ではスポットが当たったキャラが大体不幸になりますからね←)
──有馬かな、MEMちょの三人で結成した新生『B小町』でもセンターは有馬かなでしたし(なんなら二人をスカウトしたのはアクアだし)、頭脳明晰でアイを“完コピ”できるという復讐パートに於けるチート性能に加え、アクアにとって最高のオギャバブランドとも言える黒川あかねの存在に埋もれてしまった感は否めませんでした。
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うーんこの二大ヒロイン感…
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そんなルビーの状況が一変するのは、第六章〔プライベート〕で、さりな時代からの想い人であるゴローの死を知ってしまったところからでした。
──それは新生『B小町』のMV撮影と、アクア、有馬かな、そして黒川あかねが出演していた『東ブレ』の舞台の慰安を兼ねて行われた宮崎旅行での出来事でした。
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──〔プライベート〕では更に、アクア自身から前世のゴローについても重要なことが語られます。
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あとここで泣いちゃうのとか、あかねちゃん無自覚にちょっとズルいのが憎いところ
──そして、
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1日目のMV撮影を終えたルビーは、あかねと二人で宿への帰路につきます。しかしその途中カラスに宿の鍵を持ち去られてしまい、誘われるように辿り着いた祠の裏で、ついにゴローの亡骸を発見してしまうのでした──。
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ルビーやアクアの前にカラスを携えて現れる少女。
転生についてや作中のキャラクターが知り得ないような事情を知っており、単に読者にそれを伝える語り部として登場することもあります──。
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“カラスの少女”に関しては、事件のことを明かしたことにより結果的にルビーに復讐を決意させましたが、基本的には真実の語り部としての側面が強いと感じます。アクアは疫病神呼ばわりしていましたが、カラスが“家族愛”の象徴でもあることから、寧ろこの子の登場は吉兆ではないかと──。
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…転生者の二人の前にしか現れない謎の少女──。「アイの魂は星と海に還り、二度と再形成される事はない」といった形而上学的なことまで語っている様子を見ると、彼女の存在は人よりも高次のより神仏に近いものであるのかも知れません。また八咫烏が天照大神の使いであったり、高千穂という日本神話ゆかりの地で登場したことなどから、アマテラス関連の匂わせも多いキャラクターですね。
──彼女のような存在が物語の終盤に差し掛かって登場するという事は、リアルな芸能界を描く【推しの子】の世界観に於いて、スーパーナチュラルが物語の結末に絡んでくる布石と捉えることも出来なくはないのかなと個人的に考えていたりします。
ちなみにこれはYouTubeの反応集で見かけたんですが、日本神話に登場する“神々の生みの親”であるイザナギとイザナミは兄妹で子を作るので、アマテラスの名を騙ったルビーの親であるアイとカミキが実は姉弟だった説とか、シンプルにアクアとルビーが兄妹で結ばれる伏線説とかもあるそうです←
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もし原作を知らずにこの記事を読んでくれている人には先に“安心材料”を置いとくんですが、最新話付近のルビーは今こんな感じです。(ルビールート説が補強されてて笑うw)
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年下は無理らしいから同じタイミングで産まれて良かったねルビーちゃん…!()
──アイとカミキが姉弟説に関してはどうでしょうかね〜。アイとカミキの関係にはまだ殆どスポットが当たっていないので、何かあるんだろうなとは踏んでるんですが…。アイのお母さんは『15年の嘘』の台本では“男好き”という設定だったので、姉弟だとしたら種違いなのかな?仮に姉弟設定を活かすとしたら、カミキもアイと同じように辛い生い立ちがあり、アイは初めての同士として惹かれたとかはあってもおかしくないですかね。
あと一応考えたのが、カミキヒカル実は悪い奴じゃない説(笑)
なんだか復讐が安っぽくなってしまう気もしますが、登場人物の印象が180度変わるパターンって【推しの子】では結構テンプレなんですよね。
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この作品のそんなバランス感覚が僕は好きだったりします。
…カミキヒカルが“ただの悪役”だったとすると、復讐譚である以上誰かが彼を裁かない限り読者は釈然としないんですよね。しかし②で書いた通り、アクアが復讐を遂げるとバッドエンドまっしぐらとなってしまいます…。それがアクアの身内でも必ずしこりを残すことになる。別に誰も幸せにならない皮肉な展開を描き切るのもカタルシス的にはアリだと思うんですが、それにしてはアクアのやる事は中途半端です。それならばカミキヒカルにも情状酌量の余地を残すとか、いっそカラスの少女のようなスーパーナチュラルな存在として扱えば、人を裁くというよりもより抽象的なものへの戒めの対象とできる──カミキは11歳の時に姫川大輝の母親を妊娠させていたり、アイとの子であるアクアとルビーには元々魂が無かったとカラスの少女が言及していたりと、カミキが人ならざるものという解釈はそこまで突飛ではないのかと思います。(ただ、それだと姫川大輝も転生者になる気がしますが…)
──姉弟説についてはともかく、日本神話からの引用が多いのは確かなのでちょっと調べてみたんですが、【推しの子】の設定は他にも色々と引用されていそうですね。いくつか例を挙げてみると…
・イザナギとイザナミが高天原から降り立ったのが「オノゴロジマ」(ゴローの名前の元ネタ?)
・イザナギとイザナミの最初の子「ヒルコ」は“身体が不自由な子”だった為「オノゴロジマ」から海へ流されてしまう。(さりなちゃんの病気も徐々に歩くことが困難になった描写があり、症状が進行するにつれて両親はさりなちゃんに向き合わなくなった)
・二番目の子「アハシマ」も捨て子となるが、民間信仰として残り、婦人病治癒を始めとして安産・子授け、裁縫の上達、人形供養など、女性に関するあらゆることに霊験のある神とされている。(ゴローの産婦人科医設定)
・火の神であるカグツチを産んだ際にイザナミは火傷を負って命を落としてしまう。(ゴローの母親は産科危機的出血で命を落としている)
…ざっと調べてもこんな感じだったのでもっとあるかも知れませんが、日本神話からの引用が多い理由としては、やはりアメノウズメが芸能を司る神であるという事。そして国内で最初の踊り子と言われている事があるんじゃないかと思います。(いわばアイドルの先駆けですかね。)
──原作者の赤坂アカ先生曰く「復讐」を物語のテーマにしたキッカケは、“かぐや様のメディアミックスの際に起きたリアルでの炎上”だったそうで、「一見気丈に振る舞う芸能人たちも裏では普通に落ち込んでいたり、表向きの顔というのは本当に作られたものを自分たちは観ているんだな」という気付きがあったそうです。なので【推しの子】では芸能の裏側を見せるということを徹底してやっている。なんたって『週刊誌に撮られないコツ』に見開き1ページ使う漫画ですからね。面構えが違います(笑)
↑ちなみにこの対談がソースなんですが、まぁとにかくぁう゛ちが面白い…!
テーマの言及もですけど、TVアニメ【推しの子】のエンディングテーマである「メフィスト」の話とかも大変興味深かったです。
…だいぶ長い脱線でしたが話を戻しますと──カラスの少女の導きによってルビーは想い人であるゴローが何者かによって殺され、アイの出産の日に他界していること…そしてその犯人は二人組で、アイを殺した犯人と同一犯である可能性が高いことを知ります。
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──皮肉にもルビーの闇堕ちは、新生「B小町」の人気を押し上げる強烈な起爆材となります。MEMちょのYouTuberとしての尽力もあり、登録者数は36万人にまで跳ね上がります。
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その犠牲にな…
──有馬かなの不運はアクアが重曹ちゃん好きすぎるのもあるんですが、2.5次元舞台編を経てあかねだけ役者として大きな仕事貰ってるのはどうして…どうして…
まぁ後に有馬かなはアクアに縋らず自ら役者としての道を切り拓くわけですが、そんな彼女の成長を描いたスキャンダル編が、どうやら一部では“失態”の烙印を押されているようです。これだけ丁寧に演者の葛藤を描く作品に於いて、やれ枕だの言ってる人たちって一体何を見てるんでしょうか…。こんなところで作中で描かれる“ゴシップに踊らされるアンチ”の解像度上げんでよろしい(笑)
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そして核心を突いているからこそ、有馬かなは揺れた訳です。
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有馬かな最高だな←
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というかこの描写でシマカンが槍玉に上がるのマジで意味わからなくない…?
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まぁ重曹ちゃんは今まで運に見放されてたんだよ…。恨むなら原作者を恨みなさい←
と、事の顛末は書いてあるのに文字を読めないアンチは論外として、【推しの子】を単なるラブコメとして見ていたなら有馬かなの扱いに不満を覚えるのはまぁ理解はできます。というかそこに関してはアクアがクソだからな…
…でもね。見返してみてほしいのは、原作者にボコボコにされようが有馬かなは自分で立ち直ったんですよ。それはルビーにも、あかねにだって出来なかったことだ。
──向いてないと悟ったアイドルを辞める決心がついたのだって、最後にアクアに縋らなかったからだ。求められて頑張ったことが評価されて、でもそのうち誰もいなくなって、ずっと誰かに求められたくて芸能界でもがき苦しんできた子が、“私は役者がやりたい”と苦難の果てにボロボロの旗を突き立てたんですよ…。
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めちゃくちゃかっこいいだろうが。絶対推すわこんなもん
俺何書いてたんだっけ…()
あ、思い出した()──その後もルビーの躍進は止まりません。アクアの出演するネットバラエティに自ら売り込みを掛け、ADやディレクターに恩を売るなど以前とは打って変わって戦略的な一面を見せていきます。
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──その裏には苺プロの元社長である斉藤壱護の存在がありました。ルビーはアイの事件の後から行方をくらませていた壱護氏を見つけ出し、芸能界で売れる為のノウハウを聞き出していたのでした。
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ルビーにはアクア程の賢さは無いですが、なかなかどうして人を使うのが上手い
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しかしそんなルビーのやり方は、少しずつ周囲の人間関係に亀裂を生じさせ始めます…。
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この辺からは①で書いた内容となっていきますが、アクアがアイの秘密をバーター記事として差し出し、有馬かなのスキャンダルを揉み消します。これも重曹ちゃんのせいだって意見を見ますけど、アクアはどの道『15年の嘘』の為にこの秘密を暴いたでしょうし、事情を知っているルビーが重曹ちゃんを責めなかったのなら、外野からの非難はナンセンスだと思います。そういうのアンチって言(ry
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…それにルビーと仲違いするこの展開は、アクアの計画的には(珍しく)上手く転んでいたんですよね。計画通りにいけばアクアは恐らくルビーの前から消えることになるので…。(今やさりなちゃんにがっちりホールドされちゃったね〜。もう逃れられないね〜)
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無駄に意識しすぎて避けちゃってた重曹ちゃんとも仲直りできて絶好調のアクアくん。いざ“復讐の映画タイム”に突入です…!()
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さてここからがようやく本題なんですが()
この記事でルビーを取り上げたのは、『15年の嘘』でアイ役を演じることとなるルビーが、アクアを救う為の重要な鍵となると考えられるからです。(前振りで8,000字とか正気か…)
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…僕の【推しの子】展開予想シリーズでは、
①アクアの復讐の計画
②アイの『15年』とアクアの復讐の真の狙い──
とここまで予想してきましたが、何にせよアクアに復讐をやめさせたいです僕は(予想とは←)
そもそもアクアには向いてないとか、結局誰も幸せにならないとか理由は色々ありますけど、一番はアイの為です。それはなぜか…。アイの『15年間』が如何に惨憺たるものであったとしても、アイが母親としてアクアとルビーと共に生きた“4年間”──それを無かった事にしてはいけないからです。
──カラスの少女が言ったように、アイはもう笑わないし思わない。死は死であり、星野アイの物語は完全に終わってしまった──でも、その物語は人の中で生き続けていくのです。
神話のように受け継がれ、語り継がれ、引き継がれていく…。
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現代に於ける総合芸術の頂。名作映画が“100年後も語り継がれる”というのは、例えば「ローマの休日」の今日の知名度を思えばなにも大袈裟な話ではありません。
そんな映画でアクアが人々に語るアイの物語が、【嘘】で終わっていい筈がない。それはアイを“嘘吐き”と結論付けることと同義だから。
──母親の愛を知らず、誰も愛せないから嘘を吐き、そんな嘘がいつかは本当の愛になるようにと願いながら生きてきたアイ…。そんなアイに初めて“母親としての愛”を与えてあげた子供たちが、“最期に報われた嘘”まで奪わせてはいけない──。アイを奪われた家族として、アクアとルビーに使命があるのだとすれば、それは今も続く惨劇から“アイ”を取り戻すことだ…!!(Youはshockが聴こえてきそう…!!)
復讐なんてやってる場合じゃないぞまったく…。君たちが自分の死に囚われて苦しむのを見て、アイはどう思うんですか…。君たちはアイと自分たち自身を救わなきゃならない。そうでなければ、とんだ親不孝じゃないですか…。思えばアイは母親としての人生で、ゴローとさりなちゃんは第二の人生で、真に“母親の愛”を得ていたという事なんですね。やっぱり“家族愛”のカラスは正義だなガハハ()
…復讐と断罪の為の映画で、アクアとルビーは犯人役とアイ役としてアイの人生を──そしてアイの子当事者として自らの幼少期を追体験することになるでしょう。もしかするとそれはアイや犯人を通して、“カミキヒカルを知る事”でもあるのかもしれません。アイにとってのカミキとは──カミキはなぜアイを殺したのか…?カミキは“ただの快楽殺人者”なのか?はたまた人ではない何かなのか──。それを知った上でルビーはアイを殺した男を許せるのか…。ゴローに生きる意味を与えてもらったさりなちゃんは、今世でアクアとなったゴローを救えるのか──。(いやルビー冗談抜きでヒロインとしての因果が強すぎるな…。多分魔法少女になったらめっちゃ強いよ←)(そしてアクたんはプリンセスだったんだね。プリンセス・アクアだったんだね←)
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{あとがき}
原作を一から読み直してみて、アクアがアイの最後の想いを知らないと気付いた時、正直「えっ、そんなこと?」と思う気持ちが自分の中でありました。僕はアクアの復讐そのものがストーリー的にはブラフだと考えていましたから、アクアが“復讐を止めて自分を許すに至る説得力のある理由”を探していたんですね。そこでこのすれ違いに思い至った時に、「これで読者は納得するんだろうか…(←誰目線)」と率直に思いました(笑)だって読者はみんなアイの気持ちを知ってますからね。多分本格的なミステリーなら、アイの最期の台詞はアクアとルビーが最後に辿り着くべきものだったのでしょう。それだったら感動もひとしおの筈です。ですが週刊連載ですからね←
序盤でちゃんとストーリーに山場を作らないと打ち切られてしまう可能性がある訳で…。
──そこから物語を読み進めていくと、もう亡くなってるので当然ですが、アイが登場するシーンは殆ど無く、アクアの回想でもトラウマとしての描写ばかりで、アイがどんどんミステリアスな存在になっていきます。幼少期のアクアを見ても、アクアは“アイドルとしてのアイのファン”という描写が多い訳です。【推しの子】はもう3年の連載期間となりますが、アカ先生曰くオチは連載当初から変わっていないという事なので、この辺りもすれ違いの伏線として描かれているのかも知れませんね──。
いかがだったでしょうか?←これなんか言いたくなるよね(笑)
自分でもまさか③だけで一万字書くことになるとは思いませんでした←
まとまらない展開予想と言うだけあって、最後は僕の願望塗れの大円団オチという事でしたが、この書き方で伝わっているかもなかなか疑問です()
まだ④のヒロインレースも残ってるので、なんか思い付いたら補足的な事はそっちで書こうと思いますが、実際の映画の脚本で誰がどう活躍するのかとかも考えたら楽しそうよね。ルビーもめっちゃ尺使って振り返った割には今後の展開に全然触れてないし←
筋書きに関して書きたい事は全部書けたと思うので、今回はこの辺で失礼したいと思います…!最後にここまで読んでくださった方、本当に長文お疲れ様でした(笑)
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