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私、「ADHDっぽい」みたいです。

こんにちは。きの子と申します。

「ADHDっぽい」アラフォー女です。個人事業主のエンジニアです。

私は、2019年に「もしかしてADHD(注意欠如・多動性障害)なのでは?」と思い至り、精神科に行き薬(コンサータ)を服用していたことがあります。

結局、薬はコントロールが難しくて服用を辞めました。

しかしこれがきっかけで、ADHD/発達障害というキーワードで情報を探し、本を読んで、自分の特性を知ることができました。周囲の人のアドバイスなども元に、考え方や生活の仕方の工夫・改善をしています。まだ試行錯誤中ですが、以前よりも随分生きやすくなってきました。

ただ私は、ADHDについての情報は玉石混交すぎると感じています。

ADHDの特性として「情報の取捨選択が苦手」というのがあります。情報過多なこの時代、自分に合った情報を掴むことができればラッキーですが、合わない情報に惑わされて悪循環に陥っている方も多いのではないかと思います。

いまの世の中は、当事者たちが情報を得て自分自身のことを理解し、適切に対処することが難しい状況です。

なので微力ながら、当事者である自身の経験・知見をシェアしていきたいと考えています。

「ADHD」と「ADHDっぽい」

ADHD的な脳の傾向は個人差はあれど誰でももっているものです。ただ、この偏りが大き過ぎると日常生活に支障をきたす場合があります。そのため、「ADHD(発達障害)」と正式に診断されると、障害手帳が発行され国のサポートを受けることができます。

私は病院に行って薬ももらいましたが、正式な診断はしていない以上あくまで「おそらくADHD」ということです。

ADHDや発達障害というキーワードはこの「障害・病気」という文脈と「脳の発達の偏り」の文脈がごっちゃになりがちです。発達「障害」という名前も紛らわしいです。

なので、私は自分のことを「ADHDっぽい」と表現することにしました。

うつ病とかも、日常会話で「うつっぽい」と軽く言うことはありますよね。同じです。

正式な診断で障害と認定された人は「ADHD」で国のサポートを受ける必要がある人。
障害と認定されていない人は「っぽい」人で、程度の差はあれ世間の大多数の人は「ADHDっぽい人」。

この区別はしないと話がややこしいので、呼び分けようと思います。

自分の経験・知見をシェアしていきたい

TwitterなどのSNSで話題になるのは表面的な情報(忘れっぽい、時間が守れないとか)や信憑性が怪しい診断がほとんど。そこに更に、世間に理解が足りないのが悪い、生まれつきなんだから仕方ないんだという意見、いやいや当人たちの努力不足だという意見で溢れています。

ほんと地獄のようです。

ただでさえ情報が少ない上に粗雑な情報が溢れ、世間はもちろん当事者達が混乱しているように見えます。

もっと良質な情報が出回って、「私、ADHDっぽいかも?」と思った人が、自分のことを適切に知り、楽に生きられる工夫をしやすくなるといいなと思います。すると、周囲への説明も適切にできて理解を得やすくなる筈です。

また自力での解決が難しい場合、カウンセリングや病院を利用しやすくなるとよいと思います。

あと世の中、「自分の当たり前」が「人の当たり前」とは限らないという認識がもっと広まるといいなと思います。

私は他の人の経験・知見に随分助けてもらいました。なので私も、自分の経験・知見をシェアしていきたいです。

こうやって考えを文章化することは頭の整理になり、自分のためにもなりそうです。ちょっとずつでもやっていきます。よろしくお願いします。


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