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自己紹介という名の自分語り

先日、めでたく初投稿できた。
初投稿はあえて儀式的なものにしてみた。
「やってみたい」気持ちはあれどついついあとまわしにしてしまう私は、きっかけ、であるとか号令、みたいなものをモチベーションにする癖があるから。

自己紹介の名を借りて、自分語りをしてみよう。


もともと、文章を書くことに対するハードルは低い方だった。
小学生の時の作文の時間なんかは、誰よりも早く次の原稿用紙を取りに教卓へ向かっていた。
読書感想文も得意だったし(感想とあらすじのバランスが大事だということは幼いころから掴んでいた)、学生時代のレポートも苦じゃなかった。

そして大人になって。
SNSの走りというのだろうか、「グリー」というサイトに登録した。
マイページを持って、ポエムじみた記事なんかを投稿し始めた。
あの時のワクワクをいまだに覚えている。
自分の考えた文章が、液晶画面上で活字になる。なんとも言えない感覚になったことを覚えている。
もちろんそれまでもメールもしていたし、ポエミーな文章を身近な人に送ったりしていた。自分の思いがゴシック体で表されることには慣れていたはずだった。
でも、何かが違った。作業的なメール作成とは違って、行間をあけたり句読点やカッコの効果的な使い方を考えながら全体の構成を考える。「ウケそうな」文章を考える。その行為が楽しかった。

いつの間にかグリーブームも去り、仕事や子育てに忙殺される毎日を送った。


職業柄、「研修のレポート作成」だとか「記録」と呼ばれるものを日々書かなければならない。

「ったく、レポートとかめんどくさいよね~」「記録も計画立案も評価も、テンプレで良くない?」
同僚が口にすれば、
「だよねー」
と返していた私。でも、本当は違った。内心は『私は全然好きだけどな!』と思っていた。
自分の書いたレポートや記録を読み返すのがとても好きだったし、推敲することに夢中になった。なんなら同僚の記録や先輩の記録なんかも「ここを直せば言いたいことに焦点が合うのに…!」と思ってしまったりしていた。

伝えたいことを簡潔明瞭にまとめる。わかりやすい表現をする。
仕事における私の「ウリ」の一つ、といっても過言ではない。


とぎれとぎれだけれど、いくつかのエピソードを振り返ってみて思う。
私は文章を書くのが好きなのだ。書くために考えたり修正したりすることが好きなのだ。文字をつないで表現することが好きなのだ。
白い空間に文字をつないでいく事。それは、どこまでも自由な行為だ。
私は、それをやりたい。
そして私は、今「やりたい事」をやってみたい。

そんな思いを叶えてくれる場所、noteに出会えた。

簡潔明瞭じゃなくてもよいかもしれない。回りくどくても伝えたいことをまっすぐに伝えたい。頭の中で考える色々な事。それらを少しずつ文章にしていきたい。


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