僕がNoCode(ノーコード)のオンラインサロンで目指しているもの
2020年11月9日、僕は信頼できる仲間たちとともにNoCodeWalkerというNoCodeのオンラインサロンを立ち上げた。今までにも様々なテクノロジーに心惹かれてきた僕だがNoCodeはその中でもとりわけ僕の心に深く刺さった。ここではなぜ僕がNoCodeに惹かれ、そしてオンラインサロンを立ち上げるに至ったかについて、お伝えできればと思う。
"テクノロジーの力で個人を自由にしたい"
結局、僕が究極的に目指すものはこれだ。Twitterアカウントを開設して以来、リバタリアンを名乗り病的に自由、自由とつぶやいてきた。そしてどこかで気がついた。個人に自由を与える最大のツールこそがテクノロジーなのだと。
古代の王朝で"自由"を手にしたのは皇帝一人だったが、その皇帝よりも今の一般庶民の方がはるかに自由だ。皇帝がどんなに望んでも空は飛べなかったし、世界の果てに存在する珍味を食すことはできなかった。しかし今は少しお金を出せばどちらも実現できる。テクノロジーが個人をエンパワーメントした結果だ。
そして今、僕はNoCodeというテクノロジーに熱狂している。それはNoCodeが今までとはまた違った形で個人をエンパワーメントしようとしているからだ。非エンジニアがNoCodeでプロダクトを開発できるようになると、プロダクトの民主化が起きる。いわゆるシチズンデベロッパー(市民開発者)と呼ばれる人たちの登場だ。
誰もがブログを作成できるようになったように、誰もがECサイトを開設できるようになったように、今後は誰もがWebサービスを開発できるようになる。一人ひとりが自分だけのサービスを開発し運営することが可能となるのだ。
これは二つの意味で個人に自由をもたらす。一つは文字通り一国一城の主となることで裁量権のある自由な仕事ができるようになるということ。そしてもう一つが、そこから得られる収入によって、サラリーマンのような裁量権のない仕事を離れ、真の意味で独立できるようになるということだ。
過労自殺が社会問題となり、働き方改革が始まったのは記憶に新しいが、過労自殺の本質は長時間労働ではない。裁量権のない労働を長時間強いられることこそが自殺の原因なのだ。でなければ土日関係なく働き続けるトップ経営者たちが日々幸せそうに働いていることの説明がつかない。裁量権のある仕事は長時間労働であっても幸せなのだ。
"自由になった個人で構成されるフラットな組織を作りたい"
テクノロジーの力で個人を自由にするという理念はなんとなくご理解いただけただろうか。
次のステップとして僕は新しい形の組織を作りたいと思っている。それは自由になった個人が自律分散的に集まる組織だ。"自由な個人"と"組織"は相反する概念に聞こえるかもしれないが、"一人でも十分活躍できる個人"がより大きなことを成し遂げるためにチームを組める、そのためのコミュニティにしたい。
そもそも既存のピラミッド型組織は2つの"恐れ"によって運営されているという点で大きな問題を抱えている。それは「競合に敗北するという"恐れ"」と「上下関係から生まれる支配のための"恐れ"」だ。
僕は、伝統的な日本の大きな組織も経験したし、アメリカで働いたこともあるし、比較的新しいタイプの日本企業も経験したが、この二つの根本的な"恐れ"はどのタイプの組織にも共通していた。この"恐れ"をベースにした組織は人を不幸にする仕組みだし、めちゃめちゃ不健全だと思う。
以上を踏まえて新しい組織に対する僕の思いは下記2点に集約される。
"恐れ"によってではなく"ビジョンに対する共感"で働く組織を作りたい
"恐れ"によってではなく尊敬し会える者同士のフラットな組織を作りたい
そしてこれは自律的で自由な個人が集まるコミュニティでしか実現しえない。
幸いNoCodeWalkerを運営しているメンバーは小規模ながら上記の条件を十分満たしている(と僕は信じている)。次の段階としてはこのシステムをサロンに浸透させたい。
もちろん組織には規律が必要だし、上位の者が下位の者をマネジメントする効率性というのも一定は理解しているつもりだ。しかしながら人間の幸福が所属コミュニティに大きく影響される以上、"恐れ"によって運営される組織は不幸の元凶でしかない。
社会的動物である人間が幸福になるためには、新しい形の組織が必要なのだ。
"フラットな組織が集まった経済圏を作りたい"
そして最終的には自律したチームや組織が集まる、一つの大きな経済圏を作りたいと考えている。それはコミュニティに対する貢献度に応じて分配されるWalker Coinのようなものをブロックチェーン上で発行してもいいし、金銭を媒介しないスキル交換や物々交換で成り立つ経済圏も面白いかもしれない。
ちなみに金銭を媒介しないメリットは税金が発生するポイントがないということだ。これはもしかすると重税国家に住む僕たちにとって今後大きなメリットになるかもしれない。
個人を自由にする、そしてフラットな組織が集まる経済圏を形成する。大風呂敷を広げたことは認識しているが、未来における組織やコミュニティの一つのモデルケースになれればと考えている。
というわけでご入会お待ちしております★
※参考記事:
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