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私は違う世界を見ている

みなさんこんにちは。後味の悪いドラマを見終わって、昨日の夜に久しぶりに夢を見てしまったnock3です。

みなさんは自分が見ている景色が、他の人と違っているんじゃないか?なんて思ったことはありますか。私は子どもの頃に「自分が見ている『青』は、みんなが見ている『青』と同じなのか?」という疑問に悩んだ時期がありました。私が見ている『青』は、実はみんなには『赤』に見えているんじゃないかって。


そんな疑問を持っていた小学生の高学年の頃、健康診断の時に行う「色覚検査」に引っかかりました。それまで全く意識してなかったけど、私は色覚異常であることが判明した。いわゆる色盲。びっくり。



私の場合は緑と灰色の区別が付きにくかったり、淡い色の識別がしにくいといった感じで普段の生活における支障はない。ただ、学校で健康診断をやる度に、色覚検査に引っかかる。あのいろんな色のポツポツを見たところで、数字なんて見えないよ。大学生の頃になると検査時に自信を持って「見えません!」と言えるようになってました。

今は自分が色覚異常であるのことを飲み会のネタにしたりしてます。そして、自分が見ている世界は、他の人とは違っているという、都合の良い優越感さえも覚えちゃってます。それが活かせるような芸術的感性も持ってたら良かったんですけどね。残念。

先日、子どもたちに健康診断の話を聞いたら、今は色覚検査は希望者だけらしいです。そうか。でも遺伝してたら、うちの息子3人のうち誰かも色覚異常かもしれない。でもこの間、私が「玩具を緑の箱に片付けなさい!」と言ったら、子どもたちから「パパ、これ、黄色だよ!」と言われたので、色覚異常ではないのかもしれないわ。


信号の色は判別できるけど、淡い色が並ぶグラフは判別できない。灰色だと思って買った服の色が実際は緑だった。

そんな細々とした不便はあるけど、これからも私だけが見えている色彩の中で楽しく生きていきたいと思います。


おわり



サポートいただけたら、デスクワーク、子守、加齢で傷んできた腰の鍼灸治療費にあてたいと思います。