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前職で考えさせられた、働き方

社会人経験十数年。
やっと社会の事や自分が好きな働き方、苦手な働き方が見えてきた気がする。
今考えると就職活動をしていた時は、何にもわかっていなかったし、何も考えていなかったなと思う。
学生を終えたのだから働かなくちゃと、ただ右習えしていただけだ。
(遠い昔の出来事だけど)

私は1度転職経験を経て、2社で働いた経験を持っている。
どちらも中小企業で、少ない人数で日々頑張っていた。
私は割とタフな方なので、残業が多い・有休が全く取れない状況でも割と平気だった。仕事を任せてもらえる事や仕事をこなせる喜びが勝っていた。

一番のネックは、経営者の考え方だった。
正確に言えば、経営者・上司の「人間性」
前職の上司は、職場の上司としても、1人の人間としても、できれば関わりを持ちたくない人柄だった。自分の思い通りにいかないと従業員の人格を否定したり日々罵ったり、精神的に追い込んでいく。
新人が入っては辞めてを繰り返し、辞めた直後に労基に訴える人も多かった。それでも労基をのらりくらりと交わして、変わろうともしなかった経営者、変えようとしなかった経営陣(家族経営)は、きっとずっとあのままなのだろう。7年いても何も変わらなかったし、扱いはどんどん酷くなっていった。
大切にされない会社に尽くす義理はない。
心を蝕まれてまで、こんなところにいたくないと思って退職を決意した。
自分くらいは私を大切に扱ってあげたい。

人生の中で「仕事」の役割は大きいと思っている。
家にいる時間より職場にいる時間が長かったり、友人といる時間より職場の同僚といる時間の方が長い。職場での人間関係を選ぶことはできない。それでも長い時間をともにする仲間になってしまう。
そんな人生の一部を「なんとなく」「嫌々」「我慢して」過ごすのはもったいない。

仕事を「生活のため」「お金のため」と割り切る人もいると思う。そういった向き合い方もあると思う。ただ私は社会人経験を通して、仕事がプライベートに影響していしまうことが多々あった。そして仕事が自分の価値観や性格まで変えてしまうと実感した。
仕事が人間性も磨くし、人間性が仕事を磨くと思っている。
それなら仕事の時間も人生の一部として大切に扱おうと思った。


以前は理想の職場としては、「仕事のやりがい」しか求めていなかった。
でも前職に関わって、少し考え方も変わってきた。

・やりがいがある仕事内容
・私の心が保たれる事
・尊敬できる、信頼できる様な人と働きたい
・尊敬できる、信頼できると思ってもらえる様になりたい

自分にぴったりとくる場所はごく僅かだと思うし、実際働いてみないと中はわからない。
みんなが求める上司や同僚の正確や関わり方は、人それぞれで正解はない。
それでも今のところよりは、いい職場があるはず。
すべては望まないが、もう少しだけ何か変われば、自分自身の受け取り方でいい職場にもできると思う。

今までは小さい職場で関わる人間も少なかったから、できれば少し就業人数の多い職場で働きたいと思っている。
いろんな人と関わって、いろんな意見を聞いて吸収したい。
大きな会社だからこその暗黙の了解やマナーなど、戸惑う事もありそうだけど、自分の糧になると思っている。

人生100年時代。
以前は60歳で定年して第二の人生を歩むなんて言われていたけど、
今後は年金も期待できないし、ゆっくりと余生を過ごすなんて難しそうだ。
パートナーもいないし、一人で生き抜くためにも体が動くまでは働いていたい。体を動かすことによって静と動のバランスを保てる気がする(わたしは気をぬくとだらけてしまう性格なので余計に)。
できればピンピンコロリ、寿命は短くてもいいから健康寿命を長くしていたい。そのためにも今を精一杯生きるぞ。



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