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強くなりたい初心者にエルドリッチをお勧めできない3つの理由

こんにちはこんばんは

お久しぶりです、™のちです。皆さんマスターデュエルやってますか?

今回は「マスターデュエル面白い!もっと勝ちたい!遊戯王もっとうまくなりたい!」という向上心あふれる初心者&復帰勢の方が遊戯王マスターデュエルを楽しむために正しいデッキ選択をできるようになるためのアドバイスです。

1.安くて強い「エルドリッチ」の罠

「マスターデュエル デッキ 安い 強い」

で検索すると100%エルドリッチというデッキが出てきます。

確かにエルドリッチは安くて強いし、筆者も序盤はエルドリッチを使って一気にランクを上げました。

しかし、実は「安くて強い」という単語の中に

「安くて(環境のデッキに対してどこを止めればよくてどんな妨害が効くのかの知識がある程度あってミラーの時に何をして何をしたらいけないか分かっていると)強い」という言葉が隠されているという初心者の方には見えない大きな罠が潜んでいるのです。

2.デッキタイプの大分類

遊戯王のデッキタイプにはめちゃくちゃ大きく分けて二つあります。

「押し付けるデッキ」「捌くデッキ」です。

押し付けるデッキというのは、いわゆる先行制圧や後手ワンキルといったある程度理不尽なことをする、こっちのやりたいことを通すデッキです。

逆に「捌くデッキ」というのは、手札誘発や妨害魔法罠を駆使して相手のやりたいことを止めるデッキです。

2つのデッキタイプの大きく違うところは「押し付けるデッキ」は自身のデッキへの理解度が重要なことに対して「捌くデッキ」は相手のデッキへの理解度が求められます。

筆者がこれから強くなりたい初心者にお勧めなのは「押し付けるデッキ」です。

理由は大きく3つあって

・勉強した分だけ強くなる

・ミスを振り返りやすい

・格上にも勝利が狙える

です。成長を感じやすく格上相手にもわんちゃんあるのが良い所ですね。

1つ目の”勉強した分だけ強くなる”というのは先行展開の知識をつければつけるほどバリエーションが出せるので目に見えて勝率が上がります。

2つ目の”ミスを振り返りやすい”は負けパターンは基本的に展開を通しきれなかった事になるので「もしあそこで~」という想像がしやすく、次同じ場面に遭遇した時に違う選択肢をとることが容易です。何が止められたから負けたのかというのはゴールから逆算すれば一目瞭然ですからね。

3つ目の”格上にも勝利が狙える”はそのままです。先行ぶん回して理不尽押し付けに成功したらいくら相手が上手でもまあ負けません。マスターデュエルは現状シングル戦ルールであることを存分にいかしましょう。

3.エルドリッチは「押し付ける」顔の「捌くデッキ」

じゃあエルドリッチはどっちなんだというお話なのですが結論から言うと、章題にもある通り「押し付ける」顔をした「捌くデッキ」です。

スキルドレインや御前試合、群雄割拠などのクソ理不尽押し付けカードが沢山入っているので一見「押し付ける」側のようにも見えますが、メインギミックは1-1交換を繰り返す正統派の罠デッキで、相手のデッキに対する知識が求められる場面が多々あります。

またいわゆる「押し付ける」代表のドライトロンや電脳堺と違って理不尽カードをギミックで用意できるわけではないので、理不尽カードは素引きするしかありません。

そういった観点からエルドリッチは正統派の「捌くデッキ」なのです。

4.「捌くデッキ」を初心者にお勧めしない理由

ここまで読んで、「押し付けるデッキ」がおすすめでエルドリッチが「捌くデッキ」なのは分かったけど「捌くデッキ」はなんでおすすめできないの?と思われると思います。

「捌くデッキ」をお勧めしない理由は主に3つあって

・自分で勉強して上達する伸びしろが少ない

・相手依存なので反省点が分かりにくい

・格上とのミラーは奇跡が起きないと勝てない

です。

1つ目の”自分で勉強して上達する伸びしろが少ない”ですが、動画などで勉強できるとなると先行展開などの展開方法が主になります。しかし、「捌くデッキ」は基本的に難しい先行展開がありません。1人でレベルアップできる幅は狭く、対人調整を重ねて強くなっていくデッキなので初心者の方には難しいです。

2つ目の”相手依存なので反省点が分かりにくい”についてですが、これはそのままで妨害を当てていくデッキなので負けた時の「もしこうしていたら~」という反省が相手の残りの手札や盤面の状況、相手はどう考えていたかなどを知ることができないので難しく、負けを上手く生かすことができません。

勝ちから学ぶことが難しいのもよくないと思っていて、スキルドレインを発動して勝った試合で学べることはスキルドレインがクソカードだという事以外ありません。

3つ目の”格上とのミラーは奇跡が起きないと勝てない”問題ですが、これがランク戦をする上でエルドリッチをお勧めできない最大の理由です。

マスターデュエルリリースからエルドリッチを触り始めた人とOCGで既に触ったことがある人ではミラーのプレイングにあり得ないほど差が出ます。しかも少し前に触れたスキルドレインなどのクソ理不尽押し付けカードは相手に全く刺さらないのでイージーウィンもありません。正直勝てるわけがないです。

筆者も初日二日目と数えきれないほどエルドリッチと当たりましたが一度も負けませんでした。これは俺強い自慢でもなんでもなく、ミラーマッチの知識0とある程度知識がある人にはそれほど差があるという事です。

マスターデュエルで多分一番数が多いエルドリッチに勝てないのはメンタル的にもきついと思います。

これらの理由からエルドリッチは初心者におすすめできないのです。

5.結局何使えばいいの?

結局なに使えばいいの?という話なのですが、筆者がおすすめしたいのは【鉄獣戦線】です。「押し付けるデッキ」ながら捌く要素も多くあり、誘発をどうケアするのか、相手の妨害をどうやってかいくぐるのか、リソースをどれくらい残してどう回復するのかなど遊戯王ならではの駆け引きが非常に沢山楽しめます。

あくまでエルドリッチをおすすめしない記事なので鉄獣戦線の話はこの辺にしておきますが興味のある方は是非色々調べてみてください。一応良さげな動画と記事をいくつか貼っておきます。

6.終わりに

ごちゃごちゃ言いましたが、一番伝えたかったのは”ガチ勢”の人たちの言う簡単は全然簡単じゃないという事です。

リリース初日から7000種類のカードプールの中で戦わされて右も左もわからない状態で安くて強いという単語にすがりつきたい気持ちも非常にわかりますが、遊戯王の強いというのは一部を除いて(デッキの出来ることが多く分岐が沢山発生し、知識で差がつきやすいので)強いという前口上がついていることがほとんどです。

「捌くデッキ」はプレイヤーに求められることが多いので大変な代わりに、プレイが洗礼されていくとすごい安定感のある最強デッキに変貌します。

「安くて強い最強デッキ!」に騙されることなく、後悔しないデッキ選択をできる人が一人でも増えてくれたら本望です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。よろしければRT拡散していただければ嬉しいです。これからマスターデュエルについての情報を色々発信していくつもりなのでTwitterもよければフォローお願いします。


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