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撮影記

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気分で撮影の感想を記します。
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#桜

今年見た東京の桜【写真15枚】

2024年の春、東京には例年通り多くの桜が咲き誇り、都市の景色に鮮やかなピンク色を添えました。 これまで日本橋や渋谷などの有名な桜スポットに出向いた話は撮影記として残していますが、今回はそのような名所ではなく、他に見かけた桜について書いてこうと思います。 今年は桜を追いかけるために特別な計画は立てなかったため、日常生活の中で桜の美しさを感じることができました。 桜は忙しない日常の中でふと目に入ることで、心を和ませ、季節の移ろいを感じさせてくれるんだとも。 毎年のことで

日本橋の桜とのひととき【写真20枚】

ソメイヨシノや枝垂れ桜が満開になるのはいつもあっという間。 2024年4月上旬のある朝、今年もなんとかその美しさを拝んでおこうと、仕事前のわずかな時間を使って日本橋の桜とのひとときを堪能しました。 日本橋の桜は、都市の喧騒を忘れさせるほどの美しさを放っていました。 特にソメイヨシノは見事に満開で、枝垂れ桜もその優美な姿を見せつけるかのように花を下げていました。 私にとって仕事前の散歩は、日常からの小さな逃避行でもあります。 桜の下を歩くだけで、心を静め、一日の始まりに穏や

明治通りと陽光桜【写真15枚】

天城吉野と寒緋桜を交雑させて作られた陽光桜並木が渋谷・明治通りを彩っています。天城吉野と寒緋桜、それぞれ寒さと暑さに強いだけに環境適応能力の強い桜として知られています。 そんな明治通りの陽光桜もあっという間に満開を迎えました。 実は明治通りの陽光桜は今中国人の方々の中で流行っているのだとか。 中国版Instagramである「RED」では「#桜難民(樱花难民)」を付け、ここの桜並木の写真が大量に投稿されているみたいです。 3月下旬の某日、東京は異例の暖かさに包まれました

【写真15枚】春を先駆ける日本橋のオカメ桜

2024年の3月上旬、東京ではまだ完全に冬を脱していません。 しかし、都内でも早咲きで知られる日本橋のオカメ桜は、すでに春の訪れを告げていました。 晴れ間と曇り空が交互に訪れる光の読みにくい日、さすがに今年はもういいだろうと思っていたが、またこの場所を訪れてしまった。 日本橋にあるオカメ桜は都内でも1位2位を争うほど早咲きで毎年多くの人々を魅了しています。 早春にもかかわらず、美しさを見せる桜はまるで春の到来を祝福しているような温かみがあります。 晴れたかと思えばすぐに

2023年の東京の桜【写真40枚】

さほど南に位置しているわけではない東京ですが、今年は九州よりも早く桜の開花が見込まれると2月上旬の時点でニュースで取り沙汰されていました。 以前は東京よりも九州や四国の方が開花が早かったのですが、都市化の影響により今では東京都心部の桜が最も早く咲くようになってしまいました。ちなみに東京のこれまでの開花日は1980年代は3/30、2000年代は3/24、2020年は3/14と20年で1週間近く早まっています。 ここ数年は毎年のように「今年は早いな」という感覚に陥っていますが

故郷への距離感が変わった【写真40枚】

少し時間が経ってしまったけれどGWに久々に故郷である北海道へと帰った。例のアレが流行してから帰るに帰ることができず、3年ぶりとなる帰郷となった。 上京して10年。ここまで故郷に帰りたくなったことはなかったかもしれない。あそこに行きたい、あれを食べたい、そんな欲よりも空気を吸いたい、学生時代を過ごしたあの場所を見たい、そんな気持ちが溢れていた。 育った場所こそ札幌だが、生まれは岩内町という港町 鉄道は通っておらず札幌からは2時間半ほどバスに揺られ到着する。時間にすると長いが

今年撮った東京の桜【写真40枚】

東京ではあっという間に桜の見頃が終わってしまい、初夏に移り変わっていくのを肌で感じるくらい温かくなってきた。 世間では時間をかけてゆっくりと咲き、一瞬で散ってしまうのが桜の美しさと言われている。写真を10年間撮っていることによる感性の変化なのか、ほとんどの人は満開の桜に目を奪われてしまいがちだが、そのプロセスを楽しむのが本当の花見なんじゃないかと思うようになってきた。先始めや5分咲き、散り際にこそ美しさがあって哀愁があると。 今年は満開だけではなく、様々なタイミングの桜と

2022年の桜が始まった【写真25枚】

ここ日本橋のおかめ桜は既に満開を迎えている。早咲きの桜と言えば緋寒桜や河津桜が有名だが、おかめ桜はそれらよりも花が小さく、花色は紫よりの濃いめのピンク色で下向きに咲く。 名前の由来は日本の美人をイメージして、「おかめのような桜」という意味が込められているらしい。そんな日本の美人をイメージした桜が日本の伝統と発展が共存する日本橋に咲いてるのだからこれ以上の舞台はないでしょう。 そんな最高の舞台で撮った2022年の桜初めの写真をご覧ください。 乱立することなく規則正しく植え

「願いツナグサクラ」で一足早い花見をしてきた話【写真20枚】

KDDI様に招待いただき3/3からGINZA 456 Created by KDDIで行われる「GINZA 456 願いツナグサクラ」のレセプションに参加させていただきました。 「GINZA 456 願いツナグサクラ」では「想像を体験に変える」のコンセプトをもとに、脳科学とITを組み合わせたブレインテックという技術を使い、参加者の願いの脳波をデータ化してオリジナルの桜を咲かせることができるイベントです。 今回はそのレセプションに参加してきた体験記と撮影記を綴っていきます。