2024年元日、屋内から初日の出を詠む

初御空夜明けに鳥の低く啼く

初あかね君の寝息を背に聞いて

初日の出早起きに猫不満顔

北風に揺れる梢も待つはつひ

初日の出きみを起こすか迷ひたる

初日の出気にとめずゴミ出しをする

染まり行く初東雲にぬくまりて

部屋着着て部屋の中から見る初日

初茜ビルの白壁染めてゐる

初日の出目にするまでにもう九句