背高泡立草物語
花粉症といえば、セイタカアワダチソウ。
と言われるほど嫌われている草。
これ、実は風評被害なんです。
花粉を飛ばしアレルギー症状を発生させる
ブタクサに似ている事から
知名度があるセイタカアワダチソウが
花粉症の原因、と思っている方、結構います。
セイタカアワダチソウはミツバチなどの虫が
蜜を集めにくる蜜源植物で、虫媒花です。
花粉を飛ばして受粉する
ブタクサのような植物ではないんです。
完全に風評被害。
セイタカアワダチソウ、背が高く泡が立つ草。
背が高いのは分かるけど、泡が立つって何??
セイタカアワダチソウ、実は花粉症の原因どころか、干して入浴剤としてお風呂に入れると
アレルギーを改善する効果、身体を温め
体内の毒素排出デトックス効果
美肌効果などなど
身体にうれしい効果があるそうです。
そしてお風呂に入れると”泡立つ”んです。
だから背高泡立草なんです。
(お茶にもできますし、草木染めにも使えます。)
外来種だ!と嫌われていますが
土壌に溜まった化学肥料の毒などを
吸い上げるといわれています。
人間が化学のモノで土壌汚染を繰り返した結果
セイタカアワダチソウが地球を治すために
海を渡ってあちこちで生息しだしたんじゃないかな?
だから一概に外来種=悪、の考えもどうかと思う。
セイタカアワダチソウは根から
アレロパシーという成分を出し
他の草が生えてくるのを抑えます。
そして一面セイタカアワダチソウだらけになり
嫌われています。
しかしこのアレロパシーによって
セイタカアワダチソウ同士も年々弱っていきます。
その頃には土壌も変わっていき
セイタカアワダチソウが
育ちにくい状態になりつつあり
ススキなどの草が出てきます。
そんな嫌われ者で最後には
自家中毒で弱っていく
陰で地球を支えているかもしれない
セイタカアワダチソウの物語。
今度見かけたら、そんな【背高泡立草物語】を
思い出してみてください^ ^
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